アトロベント インヘラー (イプラトロピウム)
アトロベントインヘラー(吸入剤)は、気管支拡張薬です。慢性閉塞性肺疾患および喘息の治療に使用されます。
アトロベント, Atrovent
臭化イプラトロピウム, Ipratropium Bromide
アトロベント, Atrovent
200回分
Boeringer Ingelheim
インヘラー (吸入剤 + 吸入器)
20mcg/回
イギリス, ニュージーランド
2163
【アトロベント 吸入剤】 医師へご確認ください。
【アトロベント 吸入剤】 アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。
【アトロベント 吸入剤】 妊娠中に使用するのは恐らく安全です。 動物研究では、胎児に悪影響を及ぼさないか、または全く示されませんでしたが、ヒトでの研究は限られています。医師にご相談ください。
【アトロベント 吸入剤】 母乳育児中の使用はおそらく安全です。ヒトの研究データは限られていますが、この薬物が乳児に重大なリスクがないことが示唆されています。
【アトロベント 吸入剤】 気分が優れない場合は、運転を行わないでください。本薬はめまいや集中力の低下、 視覚不良などをひき起こす可能性があり、運転能力に影響することがあります。
【アトロベント 吸入剤】 腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。医師へご相談下さい。
【アトロベント 吸入剤】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。
シルデナフィル
イプラトロピウム
- 吸入器を用いてアトロベント 吸入剤を適切に投与することが治療の成功には不可欠です。
- 以下の病状の既往歴がある場合、医師よりアドバイスを受けてください。
- 嚢胞性線維症(厚い粘着性の粘液が蓄積し、身体の器官の多くに損傷を与えることがある遺伝疾患)は、胃腸運動障害を起こしやすい可能性があります。
- 緑内障(視覚上の問題を引き起こす眼の中の圧力の上昇)がある場合。
- 尿の問題または前立腺(男性生殖器)に問題がある場合。
- 蕁麻疹、血管浮腫(唇や目の腫れ)、発疹、気管支攣縮(気道の狭窄)、口腔咽頭腫脹、重症アレルギー(アナフィラキシー)などのアレルギー(過敏症)反応がある場合。
- アトロベント 吸入剤を鼻スプレで使用後に心拍が不規則になった場合は、医師に相談してください。
- イプロトロピウム吸入器は、吸入直後に喘鳴や呼吸困難を引き起こすことがあります。その場合はすぐに医師に相談してください。
- 眼や不快感、視界のぼやけ、幻覚、結膜の鬱血やの腫れによる色覚異常、角膜腫脹は、急性狭角緑内障の兆候であり得ます。すぐに医師に相談してください。
- 高温や火の気のある場所では、使用しないでください。爆発する可能性があります。
- めまいや視界のぼやけなどの副作用が報告されています。そのような症状が見られた場合は、車を運転したり機械を操作する場合に注意してください。
いいえ、イプロトロピウムはステロイドではありません。
Q.イプロトロピウムは麻薬ですか?
いいえ、イプロトロピウムは麻薬ではありません。
Q.アヘンを含んでいますか?
アヘンまたはその誘導体を含んでいません。
Q.イプロトロピウムは体重の増加を引き起こしますか?
アトロベント 吸入剤が体重の増加を引き起こすことは知られていません。
Q.アトロベント 吸入剤は便秘の原因になりますか?
はい、便秘はイプロトロピウムの既知の副作用です。
Q.アトロベント 吸入剤は頻脈(心拍数の増加)を引き起こしますか?
一部の患者において、アトロベント 吸入剤が頻脈(心拍数の増加)を引き起こすことがあります。しかしアトロベント 吸入剤の一般的な副作用ではありません。
Q.イプロトロピウムは血圧を上昇させますか?
アトロベント 吸入剤は血圧には影響しません。
Q.アトロベント 吸入剤はアルブテロールと同じですか?
アトロベント 吸入剤とアルブテロールは2種類の薬ですが同じ作用があります。気道を広げ緩和し、呼吸を容易にする作用がある気管支拡張剤です。
Q.アトロベント 吸入剤にはアルブテロールが含まれていますか?
アトロベント 吸入剤およびアルブテロールの両方を含む配合薬は、喘息および喘息に関連する症状を治療するために利用可能です。
Qアトロベント 吸入剤はブデソニドと同じですか?
アトロベント 吸入剤とブデソニドは異なる種類の医薬品に属しますが、いずれも単独または併用して気管支炎、喘息および喘息に関連する症状を治療するために使用されます。
Q.アトロベント 吸入剤は気管支拡張薬ですか?
はい、アトロベント 吸入剤は、気管支炎、喘息および喘息に関連する症状を治療するために使用される気管支拡張薬です。
Q.アトロベント 吸入剤は長期作用性気管支拡張薬ですか?
いいえ、イプロトロピウムは短時間作用性の気管支拡張薬です。
Q.イプロトロピウムは抗ヒスタミン剤や抗生物質ですか?それとも抗コリン作用薬ですか?
アトロベント 吸入剤は、抗ヒスタミン薬でも抗生物質でもありません。抗コリン作動性気管支拡張剤のクラスに属しています。
Q.イプロトロピウムは短時間作用性の抗コリン作動薬ですか?
はい、イプロトロピウムは、短時間作用性の抗コリン作動性気管支拡張薬です。
Q.イプロトロピウムは乳児にとって安全ですか?
はい、イプロトロピウムは乳児に安全に使用されます。しかし薬の使用に関しては医師の助言に従うべきです。
Q.アトロベント 吸入剤は喘息レスキュー吸入器ですか?
いいえ、イプロトロピウムは、気管支痙攣の維持治療のための気管支拡張剤です。救急治療が必要な気管支痙攣の急性発作の初期治療には適していません。
Q.アトロベント 吸入剤は単独で使用できますか?
はい、アトロベント 吸入剤は、気管支痙攣、喘息および他の関連する状態の治療における維持療法として単独で使用することができます。
Q.アトロベント 吸入剤に使用期限はありますか?
はい、アトロベント 吸入剤製剤には有効期限があります。正しい有効期限についてはパッケージの詳細をお読みください。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用量】
成人(高齢者含む):
1度に1~2回の吸入を、1日3~4回行って下さい。
人によっては、治療初期、最大1回4回の吸入が行われる場合もあります。
6~12歳の子供:
1度に1~2回の吸入を、1日3回行って下さい。
6歳未満の子供:
1度に1回の吸入を、1日3回行って下さい。
※子供がアトロベントインヘラーを使用する場合は、大人の監督の元で行って下さい。
医師に指示された用量を超えて使用してはいけません。
以下の場合は直ちに医師の診察を受けて下さい。
- 通常よりも吸入器の効きが悪い
- 医師に推奨された用量よりも多く使用する必要がある
場合によっては、薬が変更されることもあります。
【吸入器のテスト方法】
初めて使用する前、および3日以上使用していなかった場合は、吸入器が正常に作動することを確認するため、空中に2回空噴射を行って下さい。
【吸入器の使用方法】
(1)
マウスピースの蓋を外します。
(2)
マウスピースがしたに来るように吸入器を持ち、ゆっくりと息を吐きます。
(3)
- その後直ぐにマウスピースを口に付けます。
- マウスピースを唇で挟みます。
- ゆっくりと深く口の中に息を吸い込みます。
- 吸入器の上部を強く押します。これにより、1回分の薬剤が噴射されます。
- 息を吸い込み続けて下さい。
- 無理の無い程度に、できるだけ長く息を止めます。
- 可能であれば、10秒間息を止めて下さい。
- その後、ゆっくりと息を吐き出します。
- 1度に1回以上吸入する場合は、次の吸入まで最低1分間待って下さい。
- その後、ステップ2~4を繰り返します。
使用後はマウスピースの蓋を戻して下さい。
マウスピースは、本製品用に特別に設計されています。
別の製品のマウスピースを使用したり、本製品のマウスピースを他の製品に使用したりしないで下さい。
もし吸入器を押しながら同時に息を吸い込むことが困難である場合は、吸入器と併せてスペーサー装置(Aerochamber Plus)を使用できることがあるため、医師や薬剤師に相談して下さい。
スペーサーは、ステップ3を簡易化するために作られています。
一般的にスペーサーは、片方の端にマウスピースが付いており、反対側の端に吸入器のマウスピースを挿入する穴があるプラスチック容器でできています。
吸入器からスペーサー内に薬剤が噴射され、スペーサーのマウスピースから息を吸い込むまで薬剤はスペーサー内に留まります。
これにより、吸入器を押しながら同時に息を吸い込む必要がなくなります。
アトロベントインヘラーを使用する際は、噴射した薬剤の一部が目に入らないように注意して下さい。
もし誤って目に入ると、目の刺痛や充血、瞳孔散大、視界のぼやけが起きたり、視界がチカチカとすることがあります。
上記が起きた場合は、医師に連絡して下さい。
緑内障を発症する可能性があり、これは直ちに処置が必要です。
【掃除方法】
吸入器は適切に作動するように、定期的に掃除することが大切です。
- 蓋を外します。
- 白いマウスピースを、暖かい石鹸水で洗います。
- ぬるま湯で洗い流し、ドライヤー等を使用せずに自然乾燥させて下さい。
- マウスピースに空いた小さい穴がきちんと洗浄されたことを確認して下さい。
- マウスピースが乾いたら、蓋を戻します。
使用を忘れたら、思い出し次第直ぐに使用して下さい。
思い出した時間が次の使用予定時間に近い場合は、1回分の用量を飛ばして下さい。
忘れた用量を補うために倍量使用してはいけません。