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インフルエンザの症例が早くも増加、厳しい季節となる予想

2019年12月13日(HealthDay News)- インフルエンザの季節が猛烈な勢いで始まり、通常はシーズンの後半に到着する強力なウイルス株が早くも出現していると米国保健当局は発表しました。

インフルエンザは現在、国内の多くの地域に広がっていると米国疾病対策予防センター(CDC)の国内インフルエンザ監視チームのリーダーであるリンネット・ブラマー氏は述べています。

「インフルエンザの活動は増加しており、さらに数週間続くと予想されます。」

とブラマー氏は述べています。

シーズンが早く始まるだけでなくほとんどの病気を引き起こした株は「インフルエンザB型」です。

典型的には、インフルエンザの季節は「A型インフルエンザ」の波が来て始まり、「B型インフルエンザ」のより小さな波が続くととブラマー氏は説明しました。

「B型インフルエンザ」は現時点で最も一般的な株ですが、「A型インフルエンザH1N1株」も見られており、それはニューイングランド地域で流行しているとブラマー氏は述べました。

彼女は、このB型インフルエンザの波に続いてA型インフルエンザの波が来ることを予想しています。今シーズンがどれほど深刻になるのかを予測するにはまだ時期尚早でると言います。

前回、B型インフルエンザ株が優勢だったシーズンは1992年から1993年にかけてのシーズンだったと彼女は指摘しました。

CDCは成人の入院や死亡を常に追跡しているわけではありませんが、ブラマー氏によると、今年これまでに少なくとも300万人がインフルエンザにかかっています。

およそ23,000人が入院し、1,300人がインフルエンザの合併症で死亡しました。

インフルエンザBは子供に最も影響を与える傾向があり、これまでのところCDCはすでに10人の小児死亡を報告しています。

ほとんどの年で数百万人が病気になり、数十万人が入院し、最大6万人がインフルエンザで亡くなっています。そして、このインフルエンザシーズンにはまだ長い道のりがあるとブラマー氏は言います。

ブラマー氏は、今年のワクチンは、流通しているA株とB株の両方に適していると述べました。

「そのため、予防接種を受けていないようであれば、進んで予防接種を受けてください。」と彼女は言いました。

「何か疾患をかかえている場合、特にリスクが高い疾患である場合、または重病である場合は、抗ウイルス薬の服用について医師に相談してください。」

CDCは、6か月以上のすべての人がインフルエンザの予防接種を受けることを推奨しています。

ブラマー氏によると、一部の人々はワクチンはあまり効果的ではないと考えているため、ワクチンの接種を行っていません。

しかし、たとえワクチンがCDCが望んでいるほど効果的でなくても、それはまだ何百万人もの人々のインフルエンザ感染を予防します。

また、たとえインフルエンザにかかったとしても、ワクチンは病気をそれほど重症にしません。

「ワクチンの有効性は必ずしも望んでいるとは限りませんが、インフルエンザワクチンは入院のリスクを40%減らし、健康な子供の場合、死亡の可能性を65%減らすことができます。」

と彼女は述べました。

ブラマー氏によると、利用可能なワクチンはまだたくさんあります。

注射による予防接種が好きでない子供や一部の大人には、鼻スプレーワクチンが利用できます。

慢性的な心臓や呼吸器疾患のある人はインフルエンザがこれらの状態を悪化させる可能性があるため、予防接種を受けることが特に重要です。

妊娠中の女性は、自分自身と自分の赤ちゃんを守るために予防接種を行うべきだとCDCは推奨しています。

「リスクが高くなくても、予防接種を受けることは、リスクの高い人々を保護するのに役立ちます。」とブラマー氏は説明しました。

インフルエンザにかかってしまった場合は、現在流行しているウイルスに対抗する、抗ウイルス薬が利用できます。

 

【以下のリンクより引用】

Flu Cases Are Spiking Early, Suggesting Tough Season Ahead

Healthday