サラザール (スルファサラジン)

サラザール (スルファサラジン)は、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病および強直性脊椎炎の治療に使用されます。

サラザール (スルファサラジン)は、特定の自己免疫疾患に関連する炎症、腫脹および発赤の原因となる特定の化学的メッセンジャーの作用を遮断します。 それは単に疾患を治療するのではなく、根底にある疾患のプロセスを抑制します。

吐き気、頭痛、皮膚発疹、食欲不振、体温の上昇

• 薬物アレルギーの症状が見られた場合は、医師に連絡してください。
• 妊娠中、または妊娠を計画している場合、授乳中である場合は、医師にご相談ください。
• 生殖能力に問題が見られた場合は、医師へご報告下さい。サラザール (スルファサラジン)は精子数の低下を引き起こす可能性があるため、生殖能力が一時的に低下しますが、治療が中止されれば元に戻ります。
• 例えば、G6PD欠損症などの血液疾患に罹患している場合は、医師に知らせてください。
• 治療を開始する前に、または治療の過程で、医師の決定により何らかの血液検査を受けるよう求める場合があります。
• 十分な効果を得るためには、6〜12週間程度かかります。
• 治療開始時に食欲がなくなったり、吐き気が起こることがあります。
• オレンジ色に尿の変色が見られることがありますが、これは正常ですので心配はいりません。
• サラザール (スルファサラジン)での治療中は、水分補給を十分に行って下さい。腎臓の結石や損傷を防ぐのに役立ちます。
• ハーブ薬やサプリメントを含め、現在摂取している全ての薬について医師へ報告して下さい。
• 喉の痛みや発熱、感染の兆候がある場合は、直ちに医師にご相談ください。

Q.サラザール (スルファサラジン)はDMARDですか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はDMARDs（疾患修飾性抗リウマチ薬）です。関節損傷を防ぎ、関節の可動性を維持します。

Q.サラザール (スルファサラジン)はどのように代謝されますか？
サラザール (スルファサラジン)は、結腸で細菌酵素アゾレダクターゼによってスルファピリジンおよび5アミノサリチル酸（5-ASA）に変換し代謝されます。

Q.サラザール (スルファサラジン)はどれくらいの期間効果を発揮しますか？
サラザール (スルファサラジン)はすぐには作用しません。十分な効果を得るには約6〜12週間かかります。

Q.サラザール (スルファサラジン)はどこで吸収されますか？
サラザール (スルファサラジン)は腸（空腸および結腸）に吸収されます。結腸でスルファピリジンおよび5アミノサリチル酸（5-ASA）に分解されます。

Q.サラザール (スルファサラジン)をB型肝炎感染者に使用できますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はB型肝炎感染において比較的安全です。

Q. C型肝炎ですがサラザール (スルファサラジン)を使用することはできますか？
サラザール (スルファサラジン)は予後不良のC型肝炎患者に使用すべきではありません。

Q.サラザール (スルファサラジン)は円形脱毛症に使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)は円形脱毛症の治療薬として承認されていません。

Q.痛風の治療にサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)は痛風の治療薬として承認されていません。

Q. IBS（過敏性腸症候群）にサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)は過敏性腸症候群（IBS）の治療薬として承認されていません。

Q.サラザール (スルファサラジン)は、炎症性腸疾患（IBD）に使用されますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)は炎症性腸疾患（IBD）の治療に使用されます。

Q.乾癬性関節炎にサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)は、乾癬性関節炎に関連する関節痛および皮膚病変に有効なDMARDs（疾患修飾性抗リウマチ薬）です。

Q.乾癬にサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)は乾癬での承認は受けていません。

Q.サラザール (スルファサラジン)とビタミンCを併用できますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はビタミンCと一緒に使用できます。

Q.ビタミンDとサラザール (スルファサラジン)を併用できますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はビタミンdと一緒に使用できます。

Q.サラザール (スルファサラジン)とメサラミンを比較するとどうですか？
メサラミンおよびサラザール (スルファサラジン)はいずれも潰瘍性大腸炎の治療に使用されます。サラザール (スルファサラジン)はメサラミンと比較して副作用がより少ないという特徴があります。

Q.サラザール (スルファサラジン)とバルサラジドを比較するとどうですか？
バルサルバジドは、潰瘍性大腸炎患者においてサラザール (スルファサラジン)よりも耐容性が優れています。

Q.サラザール (スルファサラジン)は葉酸と同時に摂取できますか？
サラザール (スルファサラジン)は、葉酸の吸収および代謝を阻害し、葉酸欠乏を引き起こす可能性があります。これは、重篤な血液疾患（例えば、マクロサイトーシスおよび汎血球の減少）をもたらすことが考えられます。しかしこれは、葉酸またはフォリン酸（ロイコボリン）の投与によって正常化することができます。

Q.サラザール (スルファサラジン)とメトトレキセートは相互作用がありますか？
サラザール (スルファサラジン)とメトトレキセートとの同時投与は胃腸の有害事象、特に吐き気の発生を増加させる可能性があります。

Q.サラザール (スルファサラジン)とメロキシカムは相互作用がありますか？
メロキシカムとサラザール (スルファサラジン)は同時に投与されるとと腎臓の問題を引き起こします。

Q.サラザール (スルファサラジン)は抗生物質と同時に摂取できますか？
コルトリモックスゾール、スルフェソキサゾールなどのサルファ剤の抗生物質にアレルギーのある人は、サラザール (スルファサラジン)で交差反応を起こす可能性があります。

Q.プレドニゾンはサラザール (スルファサラジン)と同時に摂取できますか？
慢性関節リウマチの重度の発作時に、集中治療計画の一環として、サラザール (スルファサラジン)をステロイド（プレドニゾン）と共に投与されることがあります。

Q.アダリムマブとサラザール (スルファサラジン)を同時に摂取できますか？
アダリムマブは、疾患修飾性抗リウマチ薬（DMARD）への応答が不十分である成人患者の中等度から重度の活動性関節リウマチの治療において、サラザール (スルファサラジン)と併用することができます。

Q.ナプロキセンとサラザール (スルファサラジン)を同時に摂取できますか？
サラザール (スルファサラジン)は、ナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）に応答しなかった関節リウマチ患者の治療に使用されます。

Q.イブプロフェンとサラザール (スルファサラジン)を同時に摂取できますか？
サラザール (スルファサラジン)は、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）に応答しなかった関節リウマチ患者の治療に使用されます。

Q.メトトレキセートとサラザール (スルファサラジン)は併用できますか？
サラザール (スルファサラジン)とメトトレキサートを併用すると、胃腸の有害事象、特に吐き気の発生率が増加する可能性があります。

Q.ヒドロキシクロロキンとサラザール (スルファサラジン)は組み合わせて使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)とヒドロキシクロロキンの組み合わせは、関節リウマチにおいてより良好でより速い応答を示しています。

Q.サラザール (スルファサラジン)はプロドラッグですか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はプロドラッグです。体内でスルホンアミド（スルファピリジン）と5アミノサリチル酸（5-ASA）に変換されます。

Q.サラザール (スルファサラジン)はサルファ剤ですか？
はい、サラザール (スルファサラジン)はスルホンアミド（スルファピリジン）を有効成分として含有しているため、サルファ剤となります。

Q.サラザール (スルファサラジン)は抗生物質ですか？
サラザール (スルファサラジン)は、炎症性腸疾患および関節リウマチにおいて主に使用される抗生物質スルファピリジンおよび5アミノサリチル酸の組み合わせです。

Q.サラザール (スルファサラジン)は腸溶性コーティング剤はありますか？
サラザール (スルファサラジン)のある種の製剤は、腸溶性コーティング剤として入手可能です。腸溶性コーティング剤は、胃酸による錠剤の破壊を防ぎます。

Q.サラザール (スルファサラジン)は体重減少を引き起こす？
はい、サラザール (スルファサラジン)は体重の減少につながる食欲不振を引き起こす可能性があります。

Q.サラザール (スルファサラジン)は発疹を引き起こすことがありますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)は副作用として発疹を引き起こす可能性があります。

Q.サラザール (スルファサラジン)の薬物クラスは何ですか？
サラザール (スルファサラジン)はスルホンアミド薬物のクラスに属しています。

Q.サラザール (スルファサラジン)遅延放出錠剤とは何ですか？
サラザール (スルファサラジン)遅延放出錠剤は、胃酸と接触するときの薬物の崩壊を防止する腸溶被覆錠剤です。

Q.サラザール (スルファサラジン)は不眠症の原因となりますか？
はい、サラザール (スルファサラジン)は副作用として不眠症を引き起こす可能性があります。

Q.サラザール (スルファサラジン)はインフルエンザ様症状を起こしますか？
サラザール (スルファサラジン)は、関節の痛み、発熱、頭痛、咽頭痛、発疹などのインフルエンザ様症状を引き起こす可能性があります。

Q.潰瘍性大腸炎にサラザール (スルファサラジン)を使用できますか？
潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患です。サラザール (スルファサラジン)は、腸の炎症を減少させ、潰瘍性大腸炎に有用な5アミノサリチル酸を放出します。

Q.クローン病にサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
クローン病は炎症性腸疾患である。サラザール (スルファサラジン)は、腸の炎症を減少させ、クローン病に有用な5アミノサリチル酸を放出します。

Q.癌患者へサラザール (スルファサラジン)は使用できますか？
サラザール (スルファサラジン)はがんの治療薬としては承認されていません。

Q.なぜサラザール (スルファサラジン)は血液障害を引き起こすのですか？
サラザール (スルファサラジン)は、葉酸の吸収および代謝を阻害し、葉酸欠乏の原因となる可能性があります。これは、重篤な血液疾患（例えば、マクロサイトーシスおよび汎血球の減少）をもたらすことがあります。

Q.サラザール (スルファサラジン)はなぜ喉の痛みを引き起こすのですか？
サラザール (スルファサラジン)は、咽頭炎や発熱のような感染の兆候が現れる免疫系を抑制します。

Q.サラザール (スルファサラジン)には何が含まれていますか？
サラザール (スルファサラジン)は、スルホンアミド（スルファピリジン）および5アミノサリチル酸（5-ASA）が有効成分として含まれています。

Q.サラザール (スルファサラジン)の服用を止めた際に副作用はありますか？
サラザール (スルファサラジン)を止めると、うつ症状、痛み、ストレス、不安、背痛、筋痙攣などの離脱症状が起こることがあります。

Q.サラザール (スルファサラジン)の離脱症状にはどんなものがありますか？
サラザール (スルファサラジン)は離脱時に、うつ、痛み、ストレス、不安、背痛および筋痙攣を引き起こすことがあります。