スクラルファート 経口懸濁液

スクラルファート 経口懸濁液は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変の治療に用いられます。

服用前に容器をよく振り、また、服用方法については、医師の指示に従って正しく使用してください。

本剤は、潰瘍部位や損傷した胃粘膜に保護膜を形成し、胃酸やその他の刺激から患部を守ります。これにより、潰瘍の治癒を促進します。

主な副作用として、便秘が報告されています。

その他、口渇、悪心、発疹、蕁麻疹、アナフィラキシー反応などが現れることがあります。

スクラルファート 経口懸濁液は、胃や十二指腸の潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変の治療に使用される薬剤です。

スクラルファートは、腎機能が低下した人に長期投与するとアルミニウムが蓄積し、アルミニウム脳症やアルミニウム骨症、貧血などを発症するなど、

アルミニウムが十分に排泄されずに体に悪影響を及ぼす可能性があるりますので、透析中は服用しないでください。

【参照文献】

ファルマラボ

胃腸薬の有効成分であるスクラルファートは、食事と食事の間（食後2～3時間後）の空腹時や就寝前に服用すると効果的と言われています。
食べ過ぎや消化不良の際には、食後（食事終了後30分ぐらいの間）の服用が推奨されています。

スクラルファート内用液とアルサルミン細粒は、いずれもスクラルファートを有効成分とする薬剤ですが、剤形が異なります。

内用液は液体状、細粒は粉末状であり、服用方法や吸収速度に違いがある場合があります。医師や薬剤師に相談して適切な剤形を選択してください。

いいえ、スクラルファート 経口懸濁液は処方薬であり、市販されていません。

医師の処方が必要です。

胃の粘膜が弱くなると胃酸の刺激により胃炎や胃潰瘍といった病状を引き起こしやすくなります。
スクラルファートは胃の粘膜を保護する作用があり、それらの病状を防ぐために使用されます。

また強いお薬や鎮痛薬などと併用し胃が荒れるのを予防する目的で使われます。

スクラルファートの先発品である「アルサルミン」は、1968年に中外製薬から発売され、国内で販売を開始、現在、富士化学工業より世界30カ国以上で販売されています。

またジェネリック品も多数あり、世界中で広く使用されています。

【参照文献】

日本経済新聞電子版

＊添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。

＊用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

【用量】

通常、成人1回10mLを1日3回経口投与します。なお、年齢、症状により適宜増減します。

【用法】

スクラルファートは食事の1時間前の空腹時に服用下さい。

他の薬と併用する場合は、スクラルファートを服用する前後2時間以上時間を開けてください。
スクラルファートを服用する前後に制酸薬を服用しないでください。

・本剤の成分に対しアレルギーがある場合は使用を避けてください。
・他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談してください。
・服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師へご相談ください。

以下に該当する場合は使用できません。

透析療法を受けている方
長期投与によりアルミニウ ム脳症，アルミニウム骨症，貧血等があらわれることがあります。

以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。

・腎障害がある場合
・リン酸塩欠乏の場合

以下のお薬を使用している場合には医師へ知らせてください。

・クエン酸製剤
・ニューキノロン系抗菌薬
・ジギタリス製剤
・フェニトイン
・テトラサイクリン系抗生物質
・甲状腺ホルモン剤
・胆汁酸製剤

妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ行ってください。

授乳中
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討してください

スクラルファート 経口懸濁液は、室温で保存してください。
開封後は速やかに服用し、残液は廃棄してください。