サトロジル （サトラニダゾール）

サトロジル （サトラニダゾール）は、寄生虫感染、歯周炎、肝膿瘍、腸のアメーバ症、肝臓アメーバ症およびフィラリア症の治療に使用されます。

サトロジル （サトラニダゾール）は、ニトロ基を還元することによってDNAに損傷を与え、イミダゾール環のC2にC-N結合を有する新規のニトロイミダゾールです。

頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、肝機能検査異常、脱毛、発熱、めまい、空間識失調

本剤はATRANIDAZOLE はニトロイミダゾール系の抗アメーバ、抗原虫、抗細菌薬です。おもにトリコモナス症な、ランブル鞭毛虫症、歯周炎、肝膿瘍、嫌気性感染症、腸アメーバ症、および肝アメーバ症の治療に使用することができます。 ランブル鞭毛虫症は、ディプロモナス目ヘキサミタ科の寄生性の単細胞鞭毛虫です。ヒトや哺乳類の消化管に寄生します。寄生されるとひどい下痢性胃腸炎などの症状を呈するジアルジア症を引き起こします。下痢や腹痛のみならず、疲労や、嘔吐、体重減少を伴う場合もあｒます。一週間から10日ほどの潜伏期間があり、潜伏期間を過ぎると症状が現れます。人によっては下痢の症状よりも吐き気や嘔吐が主な症状となる場合もあります。通常は１ヶ月以内で症状がおさまります。ただし、乳糖不耐症の場合は半年ほど持続するケースも。感染経路は、感染した患者との接触により経口での缶sねニャ、汚染された食べ物や飲み物を介した感染が主なルートです。生水、生野菜、生ジュースや川の水なども感染源となります。 ランブル鞭毛虫症は、熱に弱く60℃の加熱数分で死滅します。世界に広く発生しているものですが、特に熱帯や亜熱帯地域に感染者が多いとされています。特にインド旅行者に多く感染者が出ています。 トリコモナス症は原生生物のトリコモナスを原因とする感染症で、ヒトの場合、一般的に性行為感染症のひとつである膣トリコモナス症のことを示しますが、大腸に感染する腸トリコモナス症などもあります。女性が感染すると膣炎、子宮頚管炎、尿道炎な、悪臭を伴うおりもの、泡立ちがみられるおりもの、性交痛や不快感、排尿痛や不快感、女性器の痒みやいたみなどの症状がみられます。男性が感染した場合は、無症状のことが多いのですが、尿道に痒み、じゃりゅ排尿痛、軽い射精時などを感じることがありま感染経路は性交や便座、風呂、母子感染などがあります。日本での感染率は女性で約5パーセント～10パーセントです。男性の場合約1パーセント～2パーセントです。

本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。

【併用禁忌】
サトラニダゾールとアルコールの併用によりアルコールによる症状（悪心・嘔吐、腹痛、頭痛、動悸、紅潮など）の症状が強まります。エリキシル剤などアルコール（エタノール）を含む医薬品にも注意が必要です。（例：エイズの薬のノービア内用液） サトラニダゾールと下記の薬剤との併用には特に注意が必要です。
抗血栓薬のワルファリ（ワーファリン）や気分安定薬のリチウムの血中濃度を上昇させ、副作用を増長するおそれがあります。
ジスルフィラム（抗酒薬）と、サトラニダゾールの併用で精神症状の副作用がが出るおそれがあります。
サトラニダゾールの併用でフルオロウラシル（抗がん薬）の血中濃度を上昇させる可能性があります。
サトラニダゾールの併用で免疫抑制薬のシクロスポリンの血中濃度を上昇させる可能性があります。

やむを得ない場合以外、妊娠中の使用は避けること。特に妊娠初期の使用は避けこと。
妊娠中の場合は事前に医師に伝えてください。
妊娠している可能性がある場合は医師に伝えてください。

本剤の使用中は飲酒は避けること。お薬の影響でアルコールに過敏になりやすくなります。症状が重い場合では、吐き気や嘔吐、腹痛、頭痛などの症状を引き起こす可能性があります。
本剤の影響で尿の色が暗赤色に変更する可能性があります。