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サラジェン (ピロカルピン)

サラジェン(ピロカルピン)は頭頸部の放射線治療に伴う口腔乾燥症状の改善、シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善に効果のあるお薬です。

同義語

サラジェン

有効成分

ピロカルピン, Pilocarpine

その他のブランド名

サラジェン, Salagen

包装

84

製造元

ノバルティス

形状

含有量

5mg

製造国

トルコ 他

SKU

2809

【サラジェン (ピロカルピン)】 医師へご確認ください。

【サラジェン (ピロカルピン)】 アルコールとの相互作用は不明です。医師にご確認ください。

【サラジェン (ピロカルピン)】 妊娠中に使用するのは安全ではありません。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には使用される可能性もあります。医師にご相談ください。

【サラジェン (ピロカルピン)】 母乳育児中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されています。

【サラジェン (ピロカルピン)】 めまいや眠気を感じたり、視力に影響を及ぼす可能性があります。視界がはっきりするまで車の運転などは控えて下さい。

【サラジェン (ピロカルピン)】 情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

【サラジェン (ピロカルピン)】 不明ですので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

シルデナフィル

ピロカルピン

使用方法
サラジェン (ピロカルピン)は、頭頸部がんの放射線療法後の口渇の治療に使用されます。
効能・効果
サラジェン (ピロカルピン)は口腔内の唾液分泌を増加させる働きをします。
一般的な副作用
頭痛、発汗、頻繁な排尿、インフルエンザのような症状
専門家のアドバイス
  • サラジェン (ピロカルピン)のご使用後の夜間の運転や、暗い場所での危険な作業には注意が必要です。
  • 虹彩炎がある場合は、サラジェン (ピロカルピン)の使用はお控えください。
  • 眼圧(IOP)コントロールのために先天性緑内障の小児にサラジェン (ピロカルピン)を使用する場合は、逆にIOPが増加するという報告されているので注意が必要です。
  • 前歯部発育不全またはブドウ膜炎に続発する緑内障と診断された小児患者には、サラジェン (ピロカルピン)の使用は推奨されません。
  • コンタクトレンズをご使用の方は、サラジェン (ピロカルピン)塩酸塩ご使用前にレンズを取り外し、ご使用後10分以上経ってから再度着用してください。
よくある質問
Q.サラジェン (ピロカルピン)は心拍数を増減しますか?
サラジェン (ピロカルピン)は心拍数を下げます。心拍数を増加させることはありません。


Q.サラジェン (ピロカルピン)は体重増加/血圧上昇を引き起こしますか?
サラジェン (ピロカルピン)は血圧を上昇させますが、体重に影響することは報告されていません。


Q.サラジェン (ピロカルピン)はドライアイを改善しますか
はい、サラジェン (ピロカルピン)は涙の産生を増やしてドライアイを改善します。


Q.サラジェン (ピロカルピン)は作用しますか?
サラジェン (ピロカルピン)は化学的アセチルコリンの活性を増加させることによって作用し、唾液腺および涙腺を含む様々な腺からの分泌を増加させます。そのコリン作動効果のために、眼の瞳孔を収縮させ、眼球圧の低下に寄与する眼房水(眼内の液体)の流出を改善します。


Q.サラジェン (ピロカルピン)は視力のぼやけ・脱毛をおこしますか?
はい、サラジェン (ピロカルピン)視界をぼかします。脱毛を引き起こすことはありません。


Q.サラジェン (ピロカルピン)はどのように心拍数に影響しますか?
サラジェン (ピロカルピン)は、アセチルコリンと呼ばれる化学物質の効果を高めることによって心拍数を低下させます。


Q.サラジェン (ピロカルピン)はどのようにして眼圧を下げますか?
サラジェン (ピロカルピン)は、眼の毛様体筋を収縮させることによって眼内圧を低下させ、眼の後部からの流体(房水)の流出を増加させます。  

基本情報
サラジェン(有効成分:ピロカルピン)は口内が異常に乾燥するにシェーグレン症候群の治療に用いられる唾液分泌促進薬です。ピロカルピンは副交感神経系の唾液腺内ムスカリンM3受容体を刺激し唾液の分泌を促進する作用があります。シェーグレン症候群は中年の女性に多い臓器特異的自己免疫疾患です。口の中が乾燥すると口が日常会話がに支障をきたす、食事の味が分からない、口の中が痛む、虫歯が増える、夜間に口の乾燥で目が覚めてしまうなど、日常生活に支障をきたすつらい症状が現れます。お薬による治療のほか、日常生活を送る中で次の点に気をつけることも大切です。規則正しい生活、十分な休養、質の良い睡眠、バランスの取れた食生活、十分なカルシウムの摂取、寒さや冷えの対策を十分にする、強い日光を避ける、適度に身体を動かす、ストレスを避ける(肉体的及び精神的)など。他のお薬との相互作用が出やすいので、他のお薬を使用している場合には特に注意が必要です。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

頭頸部がん治療のために放射線療法を受ける患者:
サラジェン錠は、1回5mg錠1個を1日3回服用することが推奨されています。
その日最後の錠剤は、夕食と一緒に服用して下さい。

シェーグレン症候群の診断を受けた患者:
サラジェン錠は、1回5mg錠1個を1日4回服用することが推奨されています。
その日最後の錠剤は、就寝前に服用して下さい。

肝機能障害患者:
肝硬変がある場合、医師より最も低い用量から服用を開始するよう指示されます。
薬への反応性に応じて、1日の推奨用量に達するまで、医師により徐々に用量が増量されることがあります。

用量は、薬への反応性に応じて増量もしくは減量されることがあります。
用量は、最大1日30mg(6錠)まで増量することができます。

医師により、必要な服用期間が示されます。
2~3カ月経過しても改善が見られない場合は、服用が中止される可能性があります。

サラジェン錠は、経口薬です。
錠剤は噛まずに、水と一緒にそのまま飲み込んで下さい。
サラジェン錠は、食事中、もしくは食事の直後に服用して下さい。
錠剤は、1日の中で均等な間隔を置いて服用して下さい。(例:1錠目を朝に、2錠目を午後に、3錠目を夕方に服用する)

65歳以上の高齢者:
特別な推奨事項はありません。

2~17歳の小児および青年への使用:
サラジェン錠を小児および青年へ使用した場合の安全性は確立されていません。

【過量服用した場合】
直ちに医師や薬剤師、最寄りの病院に連絡して下さい。医療処置が必要である可能性があります。

【服用を忘れた場合】
服用を忘れ、6時間以内に思い出した場合は、直ぐに食事と一緒に服用し、次の用量は予定よりも最低3~4時間遅らせて服用して下さい。
思い出した時間が予定時間から6時間以上経過し次の服用時間が迫っていた場合は、1回分を飛ばした後通常の服用スケジュールに戻って下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

【服用を中止する場合】
サラジェン錠の服用を中止すると、症状が悪化する可能性があります。
医師の指示が無い限りは、服用を中止しないで下さい。

禁忌
下記の場合の使用はできません。
○本剤に含まれれている成分に対してアレルギーの既往歴がある場合
○消化管・膀胱頸部閉塞がある場合
○重い虚血性心疾患(例:狭心症、心筋梗塞など)にかかっている場合
○気慢性閉塞性肺疾患、管支喘息にかかっている場合
○パーキンソニズムまたはパーキンソン病の場合
○てんかんの持病がある場合
○虹彩炎に罹っている場合

慎重投与
下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。事前に医師に該当を伝えて下さい。
○間質性肺炎を患っている場合
○重い唾液腺腫脹がある場合、また唾液腺の疼痛がある場合
○膵炎の場合(膵液の分泌がさかんになり症状悪化を招くリスクがあるため)
○過敏性腸疾患の場合(腸管運動が活発になり症状悪化を招くリスクがあるため)
○消化性潰瘍がある場合(消化液分泌がさかんになり、症状悪化のリスクがあるため)
○全身性進行性硬化症の場合
○中等度~高度の肝機能低下がある場合
○迷走神経緊張症の場合
○胆嚢障害、または胆石がある場合(胆管収縮を引き起こして症状悪化を招くリスクがあるため)
○尿路結石、または腎結石がある場合(尿管・尿道の収縮を引き起こし症状悪化を招くリスクがあるため)
○前立腺肥大に伴う排尿障害がある場合(膀胱筋の収縮・緊張を引き起こし排尿障害の悪化を招くリスクがあるため)
○甲状腺機能亢進症の場合
○妊婦中、または妊娠している可能性がある場合
○高齢者

重要な基本的注意
  • ピロカルピン Pilocarpine の作用で縮瞳を起こす可能性があります。そのため、ピロカルピン Pilocarpineを使用中は夜の自動車運転や暗い場所での危険を伴う機械操作などは注意が必要です。
  • ピロカルピン Pilocarpine を使用中に大量発汗して水分補給が出来ない場合に脱水症状を招くおそれががあるので、そうした状況が懸念される場合には医師に相談すること。
  • 12週間の使用で効果が現れない場合、漫然と長期間にわたる使用を継続しないように注意すること。
相互作用
【併用注意】
コリン作動薬との併用でピロカルピン (本剤)または下記のお薬のムスカリン様作用が増強されるおそれがあります。
・アセチルコリン塩化物
・ベタネコール塩化物など
コリンエステラーゼ阻害薬
・ネオスチグミン
・アンベノニウム塩化物など
アセチルコリン放出促進作用を有する薬剤
・シサプリド
・モサプリドなど

抗コリン作動薬(下記例)との併用でピロカルピン (本剤)または下記のお薬の作用が弱まってしまうおそれがあります。それは、抗コリン作動薬とコリン作動薬である本剤の作用が拮抗してしまうためです。
・アトロピン硫酸塩水和物
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物

抗コリン作動薬(下記例)との併用でピロカルピン (本剤)の作用が弱まってしまうおそれがあります。それは、抗コリン作動薬とコリン作動薬である本剤の作用が拮抗してしまうためです。
抗コリン作用を有する薬剤
・フェノチアジン系抗精神病薬(クロルプロマジン等)
・三環系抗うつ薬(アミトリプチリン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩等)

CYP2A6で主に代謝されて活性化する薬剤・テガフール製剤とピロカルピン (本剤)との併用によってフルオロウラシルの作用が弱まるおそれがあります。

CYP2A6で主に代謝される薬剤・ファドロゾール塩酸塩水和物等との併用によってこれらのお薬の作用が強くなるおそれがあります。

CYP2A6の阻害剤・メトキサレン等との併用によってピロカルピン (本剤)の作用が強まるおそれがあります。

潜在的に心毒性を有する抗悪性腫瘍剤・アントラサイクリン系薬剤等とピロカルピン (本剤)の併用をする場合は筋障害誘発のおそれがあるので特に慎重に行う必要があります。

高齢者への投与
高齢者は一般に生理機能が低下していますので、特に慎重に使用を進めることが大切です。

妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦中、または妊娠している可能性のある場合では治療上の有益性が危険性を越える場合にのみ使用すること。

小児等への投与
小児などへの使用については安全性は確立されていません。

保存等
室温保存、開封後防湿

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