ネオーラル (シクロスポリン)
臓器移植や骨髄移植における拒絶反応の抑制、ベーチェット病、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症性乾癬、再生不良性貧血(重症)、赤芽球疲、ネフローゼ症候群、全身型重症筋無力症、アトピー性皮膚炎に効果のあるお薬です。
ネオーラル
シクロスポリン, Cyclosporin
ネオーラル, Neoral
10
ノバルティスインド
カプセル
50 mg, 100mg
ニュージーランド, インド
2813
【ネオーラル (シクロスポリン)】食べ物の有無にかかわらず服用できますが、毎回一定の時間に摂取してください。
【ネオーラル (シクロスポリン)】アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご相談ください。
【ネオーラル (シクロスポリン)】妊娠中に使用するのは安全ではありません。動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には使用される可能性もあります。 医師にご相談ください。
【ネオーラル (シクロスポリン)】授乳中の使用は危険です。研究データでは薬が乳児に毒性がある、もしくは母親が授乳に適さない状態であることが示されています。
【ネオーラル (シクロスポリン)】運転能力への影響は知られていません。もし集中力や反射能力に影響する症状を経験された場合は、運転をお控えください。
【ネオーラル (シクロスポリン)】腎疾患患者の使用は注意が必要です。用量調整が必要な場合がありますので、医師へご確認ください。
【ネオーラル (シクロスポリン)】肝疾患患者の使用は注意が必要です。用量調整が必要な場合がありますので、医師へご確認ください。
シクロスポリン
•発熱、咽喉痛、痛風の場合、または同じ薬を服用している場合や予防接種が必要な場合など、積極的な感染の兆候がある場合は直ちに医師の診察を受けてください。
•特に移植後、または肝臓、腎臓疾患または高血圧(高血圧)がある場合は、血液中のネオーラル (シクロスポリン)含有量を求めて血液パラメータが定期的に監視されます。
•てんかんやアルコール関連の問題がある場合は、医師に連絡してください。
•免疫系の抑制が皮膚およびリンパ系癌の発症リスクを高めるため、ネオーラル (シクロスポリン)による治療中は日光や紫外線に直接曝さないでください。
•妊娠しているか、妊娠する予定があるのか、授乳中である場合、医師に相談してください。
•ネオーラル (シクロスポリン)またはその成分にアレルギーのある患者は、それを避けるべきです。
•乾癬に対するソラレン紫外線A(PUVA)または紫外線B(UVB)療法を含む放射線療法を受けている患者には、シクロスリンを投与すべきではありません。
いいえ、ネオーラル (シクロスポリン)は細胞傷害性はありません
Q.ネオーラル (シクロスポリン)はステロイド/サルファ剤ですか?
いいえ、ネオーラル (シクロスポリン)はステロイドまたはスルファ薬ではありませんが、真菌源から単離された環状ペプチドです。
Qネオーラル (シクロスポリン)は繁殖力と出生のコントロールに影響しますか?
いいえ、ネオーラル (シクロスポリン)は繁殖力を損なうことは知られておらず、出産管理には何の影響もありません
Q:ネオーラル (シクロスポリン)が体重増加、便秘または脱毛を引き起こしますか?
いいえ、ネオーラル (シクロスポリン)は体重増加、便秘または脱毛を起こすとは知られていません。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
用量や服用期間は、患者の体重や使用中の薬に応じて医師が慎重に決定します。
過量投与すると腎臓に影響が出る場合があります。
特に移植後は、定期的な血液検査及や医師の診察を受けることになります。
【用量】
成人:
<臓器、骨髄、幹細胞移植>
一般的に、体重1kgあたり1日2~15mgを、1日2回に分けて服用します。
通常臓器移植前後は、通常よりも多い用量が投与されます。移植した臓器及び骨髄が安定次第、用量が減量されます。
医師により適切な用量調節が行われます。このため、血液検査が必要となることがあります。
<内因性ぶどう膜炎>
通常、体重1kgあたり1日5mg~7mgを、1日2回に分けて服用します。
<ネフローゼ症候群>
通常、体重1kgあたり1日5mgを、1日2回に分けて服用します。
腎障害がある場合、初回投与量は体重1kgあたり1日2.5mgを超えてはいけません。
<重度の関節リウマチ>
通常、体重1kgあたり1日3mg~5mgを、1日2回に分けて服用します。
<乾癬とアトピー性皮膚炎>
通常、体重1kgあたり1日2.5mg~5mgを、1日2回に分けて服用します。
小児:
<ネフローゼ症候群>
通常、体重1kgあたり1日6mgを、1日2回に分けて服用します。
腎障害がある場合、初回投与量は体重1kgあたり1日2.5mgを超えてはいけません。
【服用のタイミング】
ネオーラルカプセルは、毎日同じ時間に服用して下さい。臓器移植を受けた場合、これは特に重要となります。
【用法】
1日の用量は必ず2回に分けて服用する必要があります。
カプセルをシートから出し、水と一緒にそのまま飲み込んで下さい。
【服用期間】
服用期間は、治療用とにより異なります。
重度の湿疹に使用する場合、通常少なくとも8週間は服用を継続する必要があります。
医師に指示された期間通りに服用して下さい。
【服用を忘れた場合】
予定時間に服用を忘れた場合、思い出し次第直ぐに服用して下さい。しかし、思い出した時間が次の服用時間に近い場合は1回分を飛ばし、次の用量から通常通り服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用しないで下さい。
【服用を中止する場合】
医師の指示が無い限りは、服用を中止しないで下さい。
症状の改善が見られても、服用を続けて下さい。
ネオーラルカプセルの服用を中止すると、臓器移植の拒絶反応が起こるリスクが高まることがあります。
- 次のお薬を使用中の場合:タクロリムス(外用剤を除く)、ピタバスタチン、ロスバスタチン、ボセンタン、アリスキレン
- 本剤に含まれる成分に対して過敏症の既往歴がある場合
- 妊娠中、または妊娠している可能性がある場合
- 神経ベーチェット病の場合
- サンディミュン(内用液・カプセル)からネオーラルへの変更で本剤を使用する場合
- 膵機能障害がある場合
- 肝機能障害がある場合
- 腎機能障害がある場合
- 感染症の場合
- 高血圧症の場合
- 悪性腫瘍またはその既往歴がある場合
- PUVA療法を含む紫外線療法中の患者
生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等)、タクロリムス(外用剤を除く)ピタバスタチン、ロスバスタチン、ボセンタン、アリスキレン
【併用注意】
PUVA療法を含む紫外線療法
免疫抑制剤
・ムロモナブCD3(OKT3)
・抗胸腺細胞免疫グロブリン(ATG)製剤等
ホスカルネット
アムホテリシンB
アミノグリコシド系抗生物質
・ゲンタマイシン
・トブラマイシン等
スルファメトキサゾール・トリメトプリム
シプロフロキサシン
バンコマイシン
ガンシクロビル
フィブラート系薬剤
・ベザフィブラート
・フェノフィブラート等
メルファラン注射剤
非ステロイド性消炎鎮痛剤
・ジクロフェナク
・ナプロキセン
・スリンダク
・インドメタシン等
アミオダロン
カルシウム拮抗剤
・ジルチアゼム
・ニカルジピン
・ベラパミル
マクロライド系抗生物質
・エリスロマイシン
・ジョサマイシン等
キヌプリスチン・ダルホプリスチン
クロラムフェニコール
アゾール系抗真菌剤
・フルコナゾール
・イトラコナゾール等
ノルフロキサシン
HIVプロテアーゼ阻害剤
・リトナビル
・サキナビル等
卵胞・黄体ホルモン剤
ダナゾール
ブロモクリプチン
アロプリノール
フルボキサミン
イマチニブ
ダサチニブ
メトクロプラミド
アセタゾラミド
カルベジロール
グレープフルーツジュース
リファンピシン
チクロピジン
抗てんかん剤
・フェノバルビタール
・フェニトイン
・カルバマゼピン
モダフィニル
デフェラシロクス
オクトレオチド
プロブコール
テルビナフィン
エトラビリン
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
副腎皮質ホルモン剤
ドセタキセル
パクリタキセル
エゼチミブ
コルヒチン
HMG-CoA還元酵素阻害剤
・シンバスタチン
・プラバスタチン等
ジゴキシン
テオフィリン
不活化ワクチン
・不活化インフルエンザワクチン等
ニフェジピン
カリウム保持性利尿剤
・スピロノラクトン等
エプレレノン
カリウム製剤
ACE阻害剤
アンギオテンシンII受容体拮抗剤
β-遮断剤
ヘパリン
利尿剤
・チアジド系利尿剤
・フロセミド等
ブロナンセリン
ナルフラフィン
エベロリムス
ミコフェノール酸モフェチル
外用活性型ビタミンD3製剤
・タカルシトール
・カルシポトリオール