パリット (ラベプラゾール)

パリット (ラベプラゾール)は、胃酸過多、胸やけ、腸の潰瘍および胃潰瘍の治療に使用されます。

パリット (ラベプラゾール)は、胃酸の生成を低下させます。

吐き気、頭痛、腹痛、便秘、下痢、鼓腸

• 薬の服用を開始してから、14日間経っても症状が良くならない場合は、他の疾患も考えられますので医師へご連絡下さい。
• パリット (ラベプラゾール)は、血中のマグネシウムの濃度を低下させる可能性があります。そのため、マグネシウム値を定期的に確認して下さい。場合によっては、マグネシウムサプリメントが必要となったり、薬の服用を中止する必要があります。
• パリット (ラベプラゾール)は血中のカルシウム濃度を下げるために骨が弱まる可能性があります。骨粗鬆症である場合は、医師へ伝えて下さい。カルシウム、好ましくはクエン酸カルシウムのサプリメントが必要な場合があります。
• ベプラゾールは耐容性の高い薬ですので、長期間安心してご使用いただけます。
• 薬の効果が現われるまで数日かかることがありますが、その間、医師の指示がない限り即効性の補助として制酸薬が併用されます。
  
• 気分が良くなったからといって薬の服用を止めないで下さい。医師から指示された服用期間を守ってください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は店頭薬ですか？
いいえ、パリット (ラベプラゾール)は店頭薬ではありません。医師の処方箋で入手できます。

Q.パリット (ラベプラゾール)は制酸薬ですか？
パリット (ラベプラゾール)は、胃の酸生成を抑制するプロトンポンプ阻害剤です。酸を中和して胃の表面を覆う制酸剤ではありません。

Q。パリット (ラベプラゾール)は骨粗鬆症（骨の菲薄化）の原因となりますか？
パリット (ラベプラゾール)は骨粗鬆症を引き起こす可能性があります。骨粗鬆症である場合、またはコルチコステロイドを服用している場合は、骨粗鬆症のリスクを高める可能性があり、それにより股関節、手首または背骨骨折のリスクを高める可能性があります。医師に相談してください。

Q.水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウムなどの制酸薬をパリット (ラベプラゾール)と併用できますか？
パリット (ラベプラゾール)を制酸薬と服用するとことで臨床的に観察される相互作用はありません。しかし、 パリット (ラベプラゾール)が作用するには低PHを必要とするにも関わらず、制酸薬は胃のPHを上昇させますので、制酸薬と一緒に服用するとパリット (ラベプラゾール)の効果が低下する可能性があります。 しかし、こういった相互作用は、パリット (ラベプラゾール)の服用時間の前後2時間に制酸薬を摂取するなど、服用時間をずらずことで、回避することができます。

Q.パリット (ラベプラゾール)は妊娠中の服用は安全ですか？
パリット (ラベプラゾール)の使用は、妊娠中に安全とはみなされていません。妊娠中にこの薬を服用する場合は、事前に、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は空腹時に摂取できますか？
はい、パリット (ラベプラゾール)は朝の空腹時に摂取すべきです。

Q.パリット (ラベプラゾール)は中毒性ですか？
いいえ、パリット (ラベプラゾール)は中毒性がありません。

Q.パリット (ラベプラゾール)はプロトンポンプ阻害薬（PPI）ですか？
はい、パリット (ラベプラゾール)はプロトンポンプ阻害剤（PPI）です。胃の酸の生成を低下させます。

Q.パリット (ラベプラゾール)はパントプラゾールと同じですか？
パリット (ラベプラゾール)およびパントプラゾールは、同様の作用を有するプロトンポンプ阻害剤（PPI）として知られる同じ種類の医薬品に属していますが、それらの効果は個々の応答に応じて変化します。 薬の使用に関しては医師の助言に従ってください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は安全ですか？
はい、パリット (ラベプラゾール)は、医師の指示に従って、所定の用量で服用すれば安全です。

Q.パリット (ラベプラゾール)はオメプラゾールと同じですか？
パリット (ラベプラゾール)およびオメプラゾールは、同様の作用を有するプロトンポンプ阻害剤（PPI）として知られている種類の医薬品に属するが、その効果は個々の応答に応じて変化する可能性がある。使用に関して医師の助言に従ってください。

Q.パリット (ラベプラゾール)はパントプラゾールより優れていますか？
パリット (ラベプラゾール)およびパントプラゾールは、プロトンポンプ阻害剤として知られている種類の医薬品に属しています。効能は似ていますが、その反応は個人によって異なる場合があります。

Q.パリット (ラベプラゾール)は脱毛の原因になりますか？
いいえ、脱毛はパリット (ラベプラゾール)の副作用として報告されていません。パリット (ラベプラゾール)を服用している間に過度の脱毛が見られた場合は、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は鼓腸（ガスまたは膨満）を引き起こしますか？
パリット (ラベプラゾール)の一般的な副作用として鼓腸（ガス）が報告されています。一時的には軽度から中等度です。 パリット (ラベプラゾール)を服用している間にこの副作用が長引いている場合は、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は耳鳴りを引き超しますか？
耳鳴りは、パリット (ラベプラゾール)の副作用としては報告されていません。パリット (ラベプラゾール)を服用しているときに耳に鳴り感を感じた場合は、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は体重増加の原因となりますか？
パリット (ラベプラゾール)の稀な副作用として体重増加が報告されています。パリット (ラベプラゾール)を服用中に体重が増加した場合は、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)には有効期限はありますか？
はい、他の薬と同様に、パリット (ラベプラゾール)もまた有効期限があります。薬の使用前に有効期限を確認してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は便秘の原因になりますか？
便秘はパリット (ラベプラゾール)で報告されている一般的な副作用です。パリット (ラベプラゾール)を服用している間に長期間便秘を経験した場合は、医師にご相談ください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は高血圧の原因となりますか？
高血圧はパリット (ラベプラゾール)の有害事象として報告されていません。パリット (ラベプラゾール)を服用中に高血圧が見られた場合は、医師に相談してください。

Q.パリット (ラベプラゾール)は頭痛を引き起こしますか？
頭痛はパリット (ラベプラゾール)の一般的副作用の1つとして報告されています。パリット (ラベプラゾール)を服用している間、 長期間、耐えがたい頭痛を経験した場合は、医師に相談してください。

Q. パリット (ラベプラゾール)とラベチジンを一緒に服用できますか？
ラニチジンとパリット (ラベプラゾール)との間に臨床的に観察される相互作用はありません。 しかし、用途は同じです。 2つの薬を一緒に服用する際には、事前に医師に相談してください。

Q.イブプロフェンとパリット (ラベプラゾール)を併用できますか？
イブプロフェンをパリット (ラベプラゾール)と一緒に服用した場合の臨床的な相互作用は観察されていません。ただし、発生する可能性はあります。 2つの薬を一緒に飲む前に医師に相談してください。

Q.パラセタモールとパリット (ラベプラゾール)を併用できますか？
パラセタモールをパリット (ラベプラゾール)と併用することで、臨床的な相互作用は観察されていません。ただし、発生する可能性があります。 2つの薬を一緒に飲む前に医師に相談してください。

Q.アルコールと一緒にパリット (ラベプラゾール)を服用できますか？
パリット (ラベプラゾール)とアルコールとの相互作用は報告されていません。 しかしながら、アルコールは酸分泌を刺激する可能性があります。パリット (ラベプラゾール)を服用中、 アルコールを飲む際には、事前に医師に相談することをお勧めします。

ラベプラゾール（商品名：パリエット）は胃酸の分泌を抑える作用があります。胃酸の分泌を抑えて胃酸による胃粘膜への刺激を少なくします。胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に用います。

下記の場合の使用は禁忌。 ●本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある場合
●アタザナビル硫酸塩を使用中の場合

下記の場合の使用は慎重を期す。 ●薬物過敏症の既往歴がある場合
●肝障害がある場合
●高齢者

●胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍については、維持療法には用いないことが推奨されます。
●経過を十分に観察しながら、病状に応じて治療上必要最小限の本剤使用にとどめることが大切です。
　 ＊10mg錠の場合、その他の慎重事項があるので添付文書を熟読してください。

【併用禁忌】
アタザナビル硫酸塩（レイアタッツ）

【併用注意】
ジゴキシン
メチルジゴキシン
イトラコナゾール
ゲフィチニブ
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤

高齢者では肝機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいため、消化器症状等の副作用症状がみられたら休薬するなど、状態を十分に観察しながら慎重に使用を進めることが大切です。

妊婦又は妊娠している可能性がある場合は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って使用します。やむを得ず、授乳中の方が本剤を使用する場合は授乳を避けること。

小児等に対する安全性は確立されていません。

室温保存、開封後防湿