2030年までに2200万人が癌と共存するとの予測
2019年6月11日火曜日(HealthDay News) - より多くのアメリカ人が癌から生還しており、その数は今後10年間で2200万人を超える可能性があると
アメリカがん協会(American Cancer
Society)は述べています。
現在のところ、より良い検査と治療のおかげで、癌を患った1,700万人以上のアメリカ人が生存できていると同協会は新しく報告しています。
これは朗報ですが、注意が必要です。
がん生存者は長期的な困難を抱える可能性があるからです。研究者らによると、多くの人が必要な治療を受けるといった障壁を克服しなければなりません。
「癌の既往歴のある人は、医療機関による予防的な評価と管理を必要とする独特の医学的、心理社会的および経済的ニーズがあります。」
と報告者であるロビン・ヤブロフ氏は述べました。
彼女はがん協会で医療サービス研究を行う科学者です。
「患者さんや介護者、そして臨床医が癌と共に生きる間、さまざまな段階を進むのに役立つツールが増えていますが、
医療を最適化するにはさらに証拠に基づいたリソースが必要です。」
とヤブロフ氏は協会のニュースリリースで述べています。
報告書では、800万人の男性と900万人近くの女性が癌の既往歴があると推定しています。
生存者のうち、68%が5年以上前に癌と診断され、18%が20年以上前に癌と診断されました。
また、生存者の3分の2近くが65歳以上であるのに対し、14歳以下の生存者は66,000人近くです。また、48,000人近くが15歳から19歳の患者です。
研究者たちは、人口の増加と高齢化のため、癌を発症する女性の数は横ばいで、
男性の数は減少しているにもかかわらず癌の生存率が増加していることを報告しています。
男性の間で最も一般的な癌は前立腺がん、結腸がんおよび黒色腫です。
女性では、乳がん、子宮がん、大腸がんです。
この報告は、6月11日に発行されたアメリカがん協会の機関誌に掲載されました。
【以下のウェブサイトより引用】