2人目の体外受精児が生まれるチャンスは?
2020年5月26日(ヘルスデイニュース)- 不妊治療を受けて授かった子供が1人いる場合、2回目の成功の可能性は高いと、新しい研究が示唆しています。
研究者らは体外受精(IVF)後に無事に赤ちゃんを出産したオーストラリアとニュージーランドの35,000人を超える女性のデータを分析しました。
女性は2009年から2013年の間に治療され、2015年までそれは継続されました。
そして研究には2016年10月までの出生分が含まれていました。
1回の成功後、2回目のIVFにより赤ちゃんが誕生する可能性は、6サイクルの治療後で、51%から88%の間であったと研究者らは述べました。
妊娠が成功する可能性は、年齢や、女性が新鮮な胚芽を使用したか、それとも凍結胚芽を使用したかにより低下しました。
30歳未満の女性と比較して、35歳から39歳の女性は、前回の卵巣刺激サイクルの後に凍結した胚芽を使用した場合、成功率が22%低下しました。
新しい刺激サイクルからの新しい胚芽があった場合、その確率は50%低下しました。
今月はじめに、Human Reproduction誌に掲載された研究によると、最初の生児出産の達成と男性パートナーが影響する不妊治療で1サイクルと1回の胚移植のみを必要とするなどの要因が成功の可能性に影響しました。
「これらの数字はカップルを安心させるものです。」
とオーストラリアのシドニーにあるニューサウスウェールズ大学の国立周産期疫学統計ユニットのディレクターである、著者のジョージナ・チェンバーズ氏は述べました。
同氏はまた、この調査結果は、生殖補助医療が、単一のサイクルだけでなく、一連の治療として考慮されるべきであるという事実を強調するものであると述べました。
「カップルが最初のサイクルで妊娠が達成できない場合、同じことが次のサイクルでよく起こる可能性があります。」
とチェンバーズ氏は述べました。
「しかし、特に新しい刺激サイクルが必要な場合は、あまり時間をおかないことが最善です。」
シドニーの不妊治療医で共著者である、デボラ・リーバーマン博士は、調査結果は患者のカウンセリングに使用できると述べたものの、これらは人口の推定値であり、カップルにより異なることに注意することが重要です。
【以下のリンクより引用】
What Are Your Chances of Having a Second IVF Baby?
Health Day