45分で診断可能なデング検査キットが3年以内に市場に登場か

デング熱の診断がわずか45分でほぼ100％わかる新しい検査キットが、発売される見込みです。

シンガポール・ポリテクニック（SP）の生物医学、生命科学センターの感染症の専門家とタントクセン病院（TTSH）の共同によって開発された検査キットで、ウイルスの4つの既知の菌株のうち、デング血清型を決定することができるだろうと、両機関は火曜日（9月20日）に発表しました。

最初の検査キットは、実験室での24ヶ月の研究を経てプロトタイプとして2013年に発表されました。

SPは、製薬会社とは交渉中であるとした上で、市場で検査キットが発売されるまでの過程には、少なくとも3年はかかるだろうと述べました。
検査キットの正確な費用を判断するのは時期尚早ですが、関係機関は、他の検査キットの価格に見合うような「価格競争力があるもの」と述べました。

SPとTTSHはまた、約3時間でデング熱とジカ熱の両方をテストする別のプロトタイプの検査キットの開発に一緒に取り組んでいます。関係機関は、それらが最終的には30分で検査が可能になることを期待していると述べました。

火曜日には、SPとTTSHは、感染症の早期発見のための新しい方法の研究に今後3年間で協力することを記した第二の覚書に調印しました。

「これらのコラボレーションは、感染症の拡大を止めるための大きな前進です。そして、接触診断の最初のポイントを簡単、かつ正確にします。
このような検出機能は、単に、より適切でタイムリーな治療の介入、そして公衆衛生の保護といったことを意味します。」と、
教授レオ・イーシン、TTSHの感染症疫学の研究所の所長であるレオ・イーイン教授は述べています。

（記事元）http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/45-minute-dengue-test-kit-to-hit-market-in-3-years/3141262.html