5人に1人の子供や若者が精神障害に

オンタリオ州の小児健康調査（OCHS）によると、オンタリオ州では5人に1人の子供や若者が精神障害を患っていますが、そのうち、医療機関で診察を受けたのは3分の1未満です。

これらの全体結果は1983年からの同様の研究を反映していますが、新しい研究では、精神疾患を持つ子供や若者は、学校を介して診察を受けていることがわかりました。

データ収取が開始された『2014年OCHS』と呼ばれる新しい研究では、性別や年齢層ごとの有病率のパターンが変化していることがわかっています。

4歳〜11歳の男児での多動性障害は9％から16％に劇的に上昇しましたが、12歳〜16歳の男性では破壊的行動が10％から3％にが大幅に減少しました。

男性と女性の両方の若者の間では、不安障害やうつ病が9％から13％に急増しています。

同時に、精神障害の専門家による救済の必要性についての認識が大幅に高まり、1983年OCHS 当初の7％から2014年OCHSでは19％に上昇しました。

しかし、研究の著者らは、過去30年間にわたる、アンチスティグマ活動や精神的健康啓発キャンペーンの注目度の高まりに関連しているかどうかを推定することは困難であると述べています。

30年後には、大都市圏ではなく人口1,000〜100,000人の地域で障害の罹患率が増加し、近隣が暴力の多い地域であれば、一般的に貧しい子供たちが障害を持つ可能性が高いという強力な証拠があります。

また、この研究では、過去1年間に8％以上の若者が自殺を考えており、4％の自殺未遂が報告されていました。

2014年OCHSの調査には、6,537世帯、10,802人の4歳〜17歳の子供と若者が含まれています。

それは、指標となる1,869世帯、3,290人の子供の調査を行った1983年のOCHSから大幅に拡張しました。

『Canadian Journal of Psychiatry』誌では、2014年のOCHSの結果のさまざまな側面に関する8つの論文を同時に発表しています。

同研究の共同主任研究者であるマイケル・ボイル氏は、

「これはカナダの状況を表していると我々が考える非常に堅実な研究です。」と述べました。

「それは、精神的な健康問題を抱えているカナダ人の子供と若者たちが百万人以上いることを意味します。私たちはこれに対処する必要があります。」

共同研究責任者のキャシー・ジョージアデス氏は、次のように付け加えました。

「この研究は、効果的な予防と介入プログラムの継続的な必要性を強調しています。」

【以下のウェブサイトより引用】