6月11日時点で、コロナウイルスパンデミックについて知っておくべきこと
COVID-19パンデミックの最新情報
米国の確定症例が200万件を超える
ジョンズホプキンス大学の最新報告によれば、米国のCOVID-19の確定症例は200万人を超え、世界全体での確定症例数は736万人を超えています。これらの数字は、パンデミックがいかに広範囲に影響を与えているかを示しています。また、インド政府がCOVID-19の予防薬として使用されるヒドロキシクロロキンの輸出禁止を解除したことも報告されています。しかしながら、この薬の効果についての研究は依然として進行中であり、その効果についての明確な結論は出ていません。さらに、日本では旅行制限の緩和に伴い、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナムからの外国人旅行者の入国を許可する予定です。
COVID-19と季節性についての議論
COVID-19の季節性に関する議論も活発化しています。WHOのマイク・ライアン博士は、COVID-19についてはまだ季節性が確定していないと述べています。彼は、ウイルスの拡散速度が季節の変化によってどのように影響を受けるかについては十分なデータがないと説明しました。現時点では、ウイルスの将来の状態やその季節性についての予測は不可能との見解を示しています。
COVID-19後の世界における食品システムを再設計するためのアクション
さらに、COVID-19危機が世界の食品システムに与える影響についても議論が深まっています。専門家たちは、この危機が食品システムに対する厳しい試練であり、それに対する適切な対応が必要であると主張しています。2021年のフードシステムサミットでは、世界のリーダーや専門家が集まり、食品システムの再設計に向けた具体的な計画を立てる予定です。これにより、今後の食品システムがより持続可能で、危機に対応できるものになることが期待されています。
出典 2020年6月11日更新 World Economic Forum『COVID-19: What you need to know about the coronavirus pandemic on 11 June』(2020年6月12日に利用)一部抜粋
https://www.weforum.org/agenda/2020/06/covid-19-what-you-need-to-know-about-the-coronavirus-pandemic...