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6月16日時点で、コロナウイルスパンデミックについて知っておくべきこと

  • ここでは、COVID-19コロナウイルスパンデミックに関する厳選した最新ニュース及び最新情報を知り予防に役立てるためのヒントやツールを紹介しています。

  • 今日の見出し:北京での新たなアウトブレイク;欧州諸国は国境を開放し始めた;世界人口の22%に重度のCOVID-19リスクがある可能性


1.    COVID-19が世界に与える影響

・ジョンズ・ホプキンス大学によると、世界のコロナウイルス症例は現在、800万件を超えているといいます。このウイルスによって43万6千人以上が死亡し、380万人以上が回復しました。

・中国の首都北京は、食品市場から新たなクラスターが発生した後、ロックダウンを再び導入し、大規模な検査を実施しています。


・ニュージーランドでは過去24日間新規症例が出ていませんでしたが、コロナウイルス症例が新たに1件確認されました。

・ドイツとフランスはその他EU諸国に向けて国境を再び開放しました。スペインも6月21日、これに続く予定です。

・米国食品医薬品局は、有効性と有害な副作用の潜在的なリスクに対する懸念により、リン酸クロロキンおよび硫酸ヒドロキシクロロキンの病院での緊急使用を取り消しました。


2.    WHOが北京での新たな集団発生に対応

6月15日のメディアブリーフィングで、世界保健機関(WHO)は、中国でCOVID-19の新たなクラスターが確認された後ロックダウンが再度実施されたことに対して、中国当局に支援を提供しました。

これまで7週間以上新規症例が確認されていませんでしたが、6月16日時点、市内では5日間で106件の新規症例が発生しています。
この新たなアウトブレイクは、市内最大の卸市場に関連しています。
    

3.    研究:17億人に深刻なCOVID-19のリスクがある

新しい研究によると、全世界の人口の約22%(5人に1人)が、重度のCOVID-19リスクを高める基礎疾患を持つと推定されています。

ランセットで発表されたモデリング研究では、WHOと米国及び英国の保健機関から集めたデータを使用して、重度のCOVID-19による入院リスクを高める可能性のある基礎疾患について、11つの分類から成るリストをまとめました。


これには、免疫系を弱める治療を受けているがん患者、糖尿病、エイズ感染者、心臓や肺の疾患を患う患者が含まれます。

出典 2020年6月16日更新 World Economic Forum『COVID-19: What you need to know about the coronavirus pandemic on 16 June』(2020年6月17日に利用)
https://www.weforum.org/agenda/2020/06/covid-19-what-you-need-to-know-about-the-coronavirus-pandemic...