7月27日時点で、コロナウイルスパンデミックについて知っておくべきこと
COVID-19が世界に与える影響
ジョンズ・ホプキンス大学医学部の報告によれば、世界のコロナウイルス症例は現在1,620万件に達し、死者数は64万8千人を超えています。特に、ラテンアメリカは世界で最も被害の多い地域であり、症例のほぼ27%を占めています。米国とカナダの合計症例数を上回ったことも報告されました。インドやモロッコ、そしてフロリダでは症例数の増加が顕著であり、感染拡大の懸念が広がっています。さらに、イギリスではスペインからの旅行者に対する隔離措置が導入され、感染拡大のリスクに対処しています。
感染の第2波の中で、アジア太平洋地域がロックダウンを再導入する
アジア太平洋地域では、感染症例の第2波を封じ込めるため、再度都市封鎖措置が実施されています。ベトナムや香港、オーストラリアのビクトリア州では都市封鎖や移動制限が実施され、感染拡大の防止に努めています。特に、ビクトリア州では1日の最大症例数が記録され、厳格な対策が必要とされています。このような措置は、感染の再拡大を抑制するために必要不可欠です。
WHO所長「私たちは皆、生死を分ける選択をしている」
世界保健機関(WHO)の事務局長は、COVID-19パンデミックに対処する上で人々が直面する選択について警告しています。テドロス・アダノム・ゲブレイェソス博士は、「生死を分ける」選択について慎重に考える必要があると述べました。彼はまた、感染を防ぐための行動や、地元当局の指示に従うことの重要性を強調しました。このような自己管理と周囲への配慮が、COVID-19パンデミックへの対処に不可欠であるとしています。
出典 2020年7月27日更新The World Economic Forum『COVID-19: What you need to know about the coronavirus pandemic on 27 July』 (2020年7月28日に利用)
https://www.weforum.org/agenda/2020/07/covid19-what-to-know-coronavirus-pandemic-27-july/