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8月11日時点で、コロナウイルスパンデミックについて知っておくべきこと

  • ここでは、COVID-19コロナウイルスパンデミックに関する厳選した最新ニュース及び最新情報を知り予防に役立てるためのヒントやツールを紹介しています。
  • 今日の見出し:世界の確定症例数が2,000万件を突破しました;自宅勤務が継続されています;WHOはウイルスの抑制をひたすら訴えています。


1.    COVID-19が世界に与える影響

ジョンズ・ホプキンス大学医学部によると、世界のコロナウイルス症例は現在2,000万件以上に達しています。
コロナウイルスによる死者数は、73万6千人を超えました。

英国からは2009年以来最大の失業率が報告され、6月までの3か月間で労働者数が22万人減少しています。

日本の銀行融資額は7月に記録的な数字となりました。
中央銀行のデータによると、地方銀行はコロナウイルスのパンデミックにより打撃を受けた中小企業を後押しするため尽力したといいます。

メキシコではコロナウイルスによる死者数が53,000人を超えました。
同国は月曜日、705件の新規死亡症例および5,558件の新規症例を報告しています。
これにより、合計症例数は48万5千件を超えました。

ロイター通信によると、シンガポールの不況は第2四半期当初の予想よりも深刻であったといいます。
「辛い現実ですが、現状COVID-19以前の世界に戻れてはいません。回復にはまだ当分かかります。」と、貿易相のChan Chun Sing氏は述べています。

ニュージーランドにある老人ホームは、移住が呼吸器疾患の症状を示したことで閉鎖されました。

パプアニューギニアの首都のポートモレスビーでは、2週間実施された都市封鎖が解除される予定です。



2.    在宅勤務の継続

PwC社が行った世界調査によると、CEOの約80%が、COVID-19の蔓延によりリモート勤務がより一般的になることを期待しているといいます。

「将来的にオフィスと在宅勤務の融合が標準となる可能性が最も高い」と、PwC社イギリス支店の会長であるケビン・エリス氏は言います。

調査によると、世界中の企業が都市封鎖制限をきっかけにリモート勤務にシフトしており、各企業の最高経営責任者は現在、こうした変更は部分的に今後も自社ビジネスとして存続すると予想しています。
この調査は、6月15日から7月3日の期間調査された、3,500人のPwC社グローバルクライアントのパネルから得られた回答に基づいています。


3.    ひたすら抑制

世界保健機関の局長であるテドロス・アダノム・ゲブレイェソス博士は、COVID-19との闘いに必要な手順と作業について、明確な注意喚起を行いました。

パンデミックに効果的に取り組むには、2つの重要な要素があると、同氏は言います。
「リーダーは行動を起こすために力を尽くす必要があり、市民は新しい措置に従う必要があります。」

そして、他国の対策を学ぶことで、実施された対策の全体像を明確につかむことができます。

「ウイルス感染の連鎖は、症例の迅速な特定、包括的な接触追跡、患者への適切な臨床ケア、身体的距離の維持、マスクの着用、定期的な手洗い、他人から離れて咳をするといった対策の組み合わせによって破壊することができた」と、テドロス博士はメディアブリーフィングで述べました。

「国や地域がウイルスの除去に成功したか、感染を低レベルに抑制できたか、それとも大流行の最中であるかにかかわらず、今こそこのような対策すべてを行う時であり、基本的な公衆衛生に投資することで、私たちの命と暮らしの両方を救うことができます。」

全体として、彼が伝えるべきメッセージは「非常に明確」であると、同氏は述べています。
「ウイルスをひたすら抑制してください。」

出典 2020年8月11日更新The World Economic Forum『COVID-19: What you need to know about the coronavirus pandemic on 11 August』 (2020年8月12日に利用)
https://www.weforum.org/agenda/2020/08/covid-19-what-you-need-to-know-about-the-coronavirus-pandemic...