APAが調査：コロナウイルスに関連する高いストレスが多くの親にとって普通になりつつある

アメリカ心理学会（APA）の新しい調査によると、18歳未満の子供の両親のほぼ半数は、コロナウイルスのパンデミックに関連するストレスレベルが上がり、それは子供たちのオンライン学習を管理することが多くの人にとって重要なストレスの原因であると述べています。

世界的なパンデミックが続き、親が育児、仕事、学校の要求全てに対応するようになることで、親のメンタルヘルスの負担が増大しているとAPAは警告しています。

同時に、経済や仕事は生活の中で重要なストレスの原因であるというアメリカ人の割合が大幅に高まっています。

「多くの親にとって、家庭で競合させるといった要求に直面し、この前例のない危機の間に起こり得る経済的課題に取り組むことは抵抗できないことだと感じるかもしれません。

子供はよく見ています。多くの場合、親、介護者、仲間、コミュニティのストレスや不安に気づき、それに反応します。

両親はセルフケアを優先し、ストレスと不安に対処する健康的な方法をモデル化するために最善を尽くすべきです。」

と、APAの最高経営責任者であるアーサーC.エヴァンスJr.博士は述べました。

アメリカのストレス2020コロナウイルスのストレス『第1巻』は、ハリス世論調査によって2020年4月24日から5月4日まで実施され、米国に居住する18歳以上の成人3,013人をオンラインで調査しました。

これは、APAとハリス世論調査により少なくとも3か月に1度行われるパンデミックがストレスに与える影響を評価する世論調査です。

この調査では、46％の親がコロナウイルスのパンデミックに関連する平均ストレスレベルが高いと回答していることがわかりました（10ポイントのスケールでは8と10の間で、1は「ほとんどまたはまったくストレスなし」を意味し、それに対して、10は「大きなストレス」を意味します）。

18歳未満の子供がいない成人の28％だけが、同様のレベルのストレスを報告しています。

学校が閉鎖され、多くの親が子供のスケジュールを調整しながら自宅で仕事をしているため、保護者の71％は、子供のための遠隔/オンライン学習の管理が大きなストレスの原因であると述べています。

親は、子供のいない大人よりも、食料や住居へのアクセスなどの基本的なニーズが重要なストレスの原因であると述べている可能性が高い（44％と比較して70％）ことがわかりました。

両親にとってのその他の重要なストレス要因には、ヘルスケアサービスへのアクセス（66％対44％）や、結婚式や卒業式などの主要な行事がなくなった（63％対43％）などがあります。

失業数が過去最高に達したため、経済と仕事はアメリカ人のストレス要因として増加しました。

現在の調査では、APAによる『2019 Stress in America世論調査』での46％に対して、経済は成人の70％にとって重要なストレスの原因であることがわかりました。

現在のストレスレベルは、大不況下だった2008年アメリカのストレス調査で見られたレベルと同様です。

同様に、雇用されている成人の10人に7人は、仕事が生活の中で大きなストレスの原因であると回答しています。

パンデミック関連のストレスは、有色人種のコミュニティにも不均衡な影響を与えています。

それらの人々は、白人の成人よりも生活の上で深刻なストレス要因を報告する可能性が高まっています。

コロナウイルスのパンデミックの結果として、コロナウイルスの感染（それぞれ71％対59％）、基本的な必要性（61％対47％）、医療サービスへのアクセス（59％対46％）など。

ヒスパニック系の成人は、白人（32％）、黒人（32％）、ネイティブアメリカン（31％）、およびアジア系（28％）の成人と比較して、5人に2人以上（41％）が、過去1か月間のコロナウイルスのパンデミックに関連するストレスの平均レベルは8〜10であると答えています。

「コロナウイルスのパンデミックによる精神的健康への影響は計り知れず、大きくなっています。」

とエバンス氏は警告しました。

「私たちは、集団が直面する集団的トラウマの長期的な影響に備える必要があります。これは、個人レベルでは、お互いに気を配り、つながりを保ち、活動を続け、必要に応じて助けを求めることを意味します。」

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