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JapanRx / BioNTech社は、中国で潜在的なコロナウイルスワクチン開発で復星国際社と提携

BioNTech社は、中国で潜在的なコロナウイルスワクチン開発で復星国際社と提携

フランクフルト(ロイター)-BioNTechは、パンデミックを阻止するための世界的な競争においての最新の策略である、実験用コロナウイルスワクチンに対するドイツのバイオテクノロジー企業の中国における権利をめぐり、上海のシャンハイ・フォサン・ファーマシューティカル社(Fosun Pharmaceutical)との提携契約を結びました。

このドイツのグループ企業は、規制当局がワクチンを承認した場合、フォサン社が中国で販売し、BioNTech社は世界の他の地域の権利を保持しつつ、4月下旬から人体での試験開始を目指していると付け加えました。

 

BioNTech社はまた、中国以外でのワクチンの開発に関して、既存のパートナー企業であるファイザー社と高度な議論を行っていると述べました。

米国のこの大手製薬会社は今月初め、BioNTech社を開発の潜在的なパートナーとして特定しました。

2008年に設立され、昨年10月にナスダック取引所に上場したドイツ・マインツ市に本拠を置くBioNTech社は、欧州、米国、中国でBNT162と呼ばれる化合物の臨床試験を開始する予定であると述べました。

予防接種の開発の促進が競われており、それは、病原体の世界的な拡散を止める最も効果的なツールと見なされています。

ライバルである米国国立衛生研究所と協力している、米国のModerna社は、人体への試験の実施では最も早く、今月シアトルで試験を開始する計画を発表しています。

BioNTech社のライバルであり非上場企業であるCureVac社は、7月までに実験ワクチンの人体での試験を申請する準備ができています。

一方でジョンソン&ジョンソン社は、今年後半には、ワクチンのテストを開始できると楽観的です。

医療機器と治療法の権利をめぐる各国政府間の争いの兆候はすでに現れ始めています。

ドイツ政府は、米国政府がその研究拠点を米国に移すようCureVac社を説得する動きを阻止しようとしています。

中国のフォサン社はBioNTech社に前払いで最大1億3500万ドル(日本円で約143億8千万円,2020年3月16日のレート換算)を支払い、将来の投資と開発成果に対する支払いを行うとBioNTech社は述べ、更に、両社は中国でのワクチンの販売による将来の粗利益を共有すると付け加えました。

フォサン社はまた、BioNTech社の新規株式の0.7%を5,000万ドルで取得しています。

 

BioNTech社は、欧州のBioNTech社の製造施設で、受託製造業者であるPolymun GmbH社と共同で、臨床試験用のワクチンを生産する計画であると述べました。

BioNTech社、CureVac社、およびModerna社は、がんや感染症に対する体内の免疫反応を引き起こすタンパク質を産生するようにヒト細胞に指示をする、いわゆるメッセンジャーRNA (mRNA) 分子に特化しています。

 

 

【以下のリンクより引用】

BioNTech in China alliance with Fosun over potential coronavirus vaccine

Rreuters