CDCによると、米国のコロナウイルスのパンデミックは若い集団に移行した

CDCによると、コロナウイルスのパンデミックは米国のより若い集団に移りました。

米国疾病予防管理センターは木曜日、米国の大部分ではコロナウイルスのパンデミックが若い集団に移動し、症状の重症度や死亡率の低下といった変化が起こる可能性があると述べました。

CDCのロバート・レッドフィールド所長は、メディアのテレブリーフィングで以下のように述べています。
「若者を標的とした新規感染が明らかに増えています。」

CDCのジェイ・バトラー博士は、若者はパンデミック拡大によるリスクを真剣に受け取らない可能性があると付け加えました。
「重度の感染症を発症するリスクは低い可能性があっても、若者はこのウイルスに対してどういうわけか免疫が無いというメッセージを広める必要があるかもしれません。」と、彼は話します。

CDCは、深刻な合併症リスクや死亡率は年齢と共に上昇するものの、リスクの低下や上昇に影響する年齢は明確ではないと述べています。
糖尿病や腎臓病、中等度から重度の喘息、肥満を患う人も、リスクが高くなります。

バトラー氏はCNNの取材に対し、米国では若者の肥満率が高いことを認めました。
「私たちは現実を認識しなければなりません。この国は、特に肥満やその他健康障害に関しては、
他の一部の国と比較して健康であるとは言えません。」と彼は言います。

バトラー氏は、こうしたメッセージを人々に伝えることが重要だと言います。
「若い人であっても、深刻な疾患を発症するリスクはいくらかあるということを、皆が理解するべきです。」と彼は話します。

バトラー氏によると、CDCはTikTokなどのソーシャルメディアを使用して、若者に呼びかけることを検討しているといいます。

出典 2020年6月25日更新 World Economic Forum『The coronavirus pandemic has moved into younger populations in US, CDC says』 （2020年6月29日に利用）
https://edition.cnn.com/2020/06/25/health/coronavirus-younger-people-us-cdc-trnd/index.html