CDCの新しいガイダンスでは、コロナウイルスのため高齢者は出来る限り自宅に留まることを推奨
米国でコロナウイルスが流行するさなか、アメリカ疾病管理予防センターは高齢者および深刻な慢性疾患を患う人々に対し、「出来る限り自宅に留まる」ことを奨励しています。
CDCのスポークスマンによると、上記の推奨事項は木曜日にCDCのウェブサイトに掲載されたといいます。
過去のデータでは、高齢者は新型コロナウイルスが原因で深刻な疾患を発症する確率が2倍になることが示唆されていると、CDCは述べています。
トランプ政権はCNNに対し、アメリカ合衆国保健福祉省は「高齢者コミュニティや深刻な健康障害を抱える人に的を絞った対策を進めている最中だ」と述べています。
感染症専門家の第一人者2名と連邦政府が設定したこのCDCのガイドラインでは、60歳以上の人、および基礎疾患のある人に対し、大勢の人が参加する活動を避けることを検討するよう、強く推奨しています。
ヴァンダービルト大学の教授および長年CDCのアドバイザーを務めてきたウィリアム・シャフナー博士は、上記いずれかに該当する人は、飛行機で旅行したり、映画館へ行ったり、家族行事へ参加したり、混雑したショッピングモールで買い物したり、宗教行事に参加することを避けることを検討すべきであると述べています。
2つのグループいずれかに当てはまる人は「現段階ではこのような活動を行わないことを真剣に検討すべき」であると、シャフナー氏は話します。
「60歳以上の人、および心臓や肺疾患、糖尿病、免疫系低下などの基礎疾患のある人は、このことを常に念頭に置いておく必要があります。」と、シャフナー氏は付け加えました。
「ウイルスを避けるために出来ることの中で唯一の、最も重要なことは、人と対面接触する機会を減らすことです。」
ミネソタ州の元疫学者であるミカエル・オスターホルム氏は、60歳以上の人が上記の対策を取ることについて同意しています。
「このような対策を取るべき時が来たことは明らかだと思います。」と、過去に上院委員会で連邦政府に対して公衆衛生問題に関するアドバイスを行い、現在ミネソタ大学の感染症研究および政策センターでディレクターを務めるオスターホルム氏は言います。
2名の専門家は共に60歳を超えており、自分自身も上記対策の一部を実行していると述べています。
「妻と買い物に行く必要がある時は、人混みの無い夜遅くに行き、手短に済ませるようにしています。」と、シャフナー氏は言います。
彼は、自身の妻は元々大勢の人が参加するブリッジクラブに参加していたものの、現在はそれも止めていると付け加えました。
「妻はクラブに参加することが好きであり、精神的に活動で居続けるため彼女の人生の重要な一部となっていましたが、しばらくの間は諦めることになりました。」と、彼は言います。
オスターホルム氏は、飛行機での旅行計画をキャンセルしたと話します。
「アフリカやアジア、アラブ半島で問題が起こっている場合、公衆衛生機関に努める者として、物事を曖昧にすることは簡単でした。」と彼は言います。
「しかし、今問題はここで起きているため、より具体的な対策が必要です。」
シャフナー氏とオスターホルム氏は、中国のデータでは、高齢者および基礎疾患患者は新型コロナウイルスによって深刻な疾患を発症したり死亡するリスクが最も高いことが示されていると言います。
多くの場合、若者や健康な人の症状は軽度から中等度となる、もしくは全く症状が現れません。
<「社会的距離をとること」の基本>
シャフナー氏とオスターホルム氏は、彼らが提唱した推奨事項は、大事なイベントにおいては部分的に柔軟に考えることが出来ると述べています。
「これは指示ではありません。命令でもありません。」と、シャフナー氏は言います。
「全ての人に対して自宅に留まったり、1か月間ドアを閉めたままで居るべきだと言っている訳ではありません。私が言いたいことは、人混みや集団がある場所へ行くことを考える時は毎回良く考えるべきだということです。」
例えば、あなたの祖父が孫の結婚式に参加したいと考えている場合、会場の隅に座ってもらったり、親戚とハグやキスをする代わりに肘タッチを行う等のことができるかもしれません。
しかし、例えば、週末行われる定期的な礼拝などは、避けると良いのではないでしょうか。
「礼拝には行かず、自宅で信心深い気持ちを持っていましょう。」と、シャフナー氏は言います。
出典 2020年3月7日更新 CNN health『New CDC guidance says older adults should 'stay at home as much as possible' due to coronavirus』(2020年3月10日に利用)
https://edition.cnn.com/2020/03/06/health/coronavirus-older-people-social-distancing/index.html
CDCのスポークスマンによると、上記の推奨事項は木曜日にCDCのウェブサイトに掲載されたといいます。
過去のデータでは、高齢者は新型コロナウイルスが原因で深刻な疾患を発症する確率が2倍になることが示唆されていると、CDCは述べています。
トランプ政権はCNNに対し、アメリカ合衆国保健福祉省は「高齢者コミュニティや深刻な健康障害を抱える人に的を絞った対策を進めている最中だ」と述べています。
感染症専門家の第一人者2名と連邦政府が設定したこのCDCのガイドラインでは、60歳以上の人、および基礎疾患のある人に対し、大勢の人が参加する活動を避けることを検討するよう、強く推奨しています。
ヴァンダービルト大学の教授および長年CDCのアドバイザーを務めてきたウィリアム・シャフナー博士は、上記いずれかに該当する人は、飛行機で旅行したり、映画館へ行ったり、家族行事へ参加したり、混雑したショッピングモールで買い物したり、宗教行事に参加することを避けることを検討すべきであると述べています。
2つのグループいずれかに当てはまる人は「現段階ではこのような活動を行わないことを真剣に検討すべき」であると、シャフナー氏は話します。
「60歳以上の人、および心臓や肺疾患、糖尿病、免疫系低下などの基礎疾患のある人は、このことを常に念頭に置いておく必要があります。」と、シャフナー氏は付け加えました。
「ウイルスを避けるために出来ることの中で唯一の、最も重要なことは、人と対面接触する機会を減らすことです。」
ミネソタ州の元疫学者であるミカエル・オスターホルム氏は、60歳以上の人が上記の対策を取ることについて同意しています。
「このような対策を取るべき時が来たことは明らかだと思います。」と、過去に上院委員会で連邦政府に対して公衆衛生問題に関するアドバイスを行い、現在ミネソタ大学の感染症研究および政策センターでディレクターを務めるオスターホルム氏は言います。
2名の専門家は共に60歳を超えており、自分自身も上記対策の一部を実行していると述べています。
「妻と買い物に行く必要がある時は、人混みの無い夜遅くに行き、手短に済ませるようにしています。」と、シャフナー氏は言います。
彼は、自身の妻は元々大勢の人が参加するブリッジクラブに参加していたものの、現在はそれも止めていると付け加えました。
「妻はクラブに参加することが好きであり、精神的に活動で居続けるため彼女の人生の重要な一部となっていましたが、しばらくの間は諦めることになりました。」と、彼は言います。
オスターホルム氏は、飛行機での旅行計画をキャンセルしたと話します。
「アフリカやアジア、アラブ半島で問題が起こっている場合、公衆衛生機関に努める者として、物事を曖昧にすることは簡単でした。」と彼は言います。
「しかし、今問題はここで起きているため、より具体的な対策が必要です。」
シャフナー氏とオスターホルム氏は、中国のデータでは、高齢者および基礎疾患患者は新型コロナウイルスによって深刻な疾患を発症したり死亡するリスクが最も高いことが示されていると言います。
多くの場合、若者や健康な人の症状は軽度から中等度となる、もしくは全く症状が現れません。
<「社会的距離をとること」の基本>
シャフナー氏とオスターホルム氏は、彼らが提唱した推奨事項は、大事なイベントにおいては部分的に柔軟に考えることが出来ると述べています。
「これは指示ではありません。命令でもありません。」と、シャフナー氏は言います。
「全ての人に対して自宅に留まったり、1か月間ドアを閉めたままで居るべきだと言っている訳ではありません。私が言いたいことは、人混みや集団がある場所へ行くことを考える時は毎回良く考えるべきだということです。」
例えば、あなたの祖父が孫の結婚式に参加したいと考えている場合、会場の隅に座ってもらったり、親戚とハグやキスをする代わりに肘タッチを行う等のことができるかもしれません。
しかし、例えば、週末行われる定期的な礼拝などは、避けると良いのではないでしょうか。
「礼拝には行かず、自宅で信心深い気持ちを持っていましょう。」と、シャフナー氏は言います。
出典 2020年3月7日更新 CNN health『New CDC guidance says older adults should 'stay at home as much as possible' due to coronavirus』(2020年3月10日に利用)
https://edition.cnn.com/2020/03/06/health/coronavirus-older-people-social-distancing/index.html