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COVID-19感染では後遺症が長引く可能性

2021年5月11日 - 「COVID-19が長引く」ことによる深刻な症例は、感染しても入院しなかった患者ではまれですが、これらの患者は回復した後も医師または医療機関への訪問が多いとデンマークの研究者は報告しています。

 

新しい6か月間行われた研究では、入院していないCOVID患者では、血栓や呼吸困難のリスクがわずかに増加することがわかりました。

また、そういった人々では感染していない人よりも呼吸困難や片頭痛での投薬を始める可能性が高いことがわかりました。

 

これらのCOVIDに感染したことがある患者は、感染していない人々よりも頻繁に一般医や病院外来を訪れたと研究者らは述べました。

 

5月10日にThe Lancet Infectious Diseases誌に発表されたこの研究では、SARS-CoV-2ウイルスが陽性であった約9,000人のデンマーク人のデータをCOVIDに罹患したことがない80,000人以上の人々と比較しました。

 

「COVID-19の患者の大多数は入院していません。」

と、南デンマーク大学の臨床薬剤師である筆頭著者のアントン・ポテガード氏は述べています。

 

「私たちの研究では、感染のために入院を必要としなかった人々において、COVID-19が重度に遅延発症する可能性は非常に低いことがわかりました。」

 

しかし、新しい研究では、入院や新薬の使用を必要としないCOVID患者でもいくつかの長期的な影響があるという証拠が示されています。

その結果、感染後に一般医などを訪れるケースが増加したとポッテガード氏は述べました。

 

「これは、臨床医が潜在的な長期症状を管理するためのリソースとサポートを確実に行う必要があることを浮き彫りにしています。」

と彼は述べました。

 

COVIDが陽性であった人は、そうでなかった人と比較して、気道を広げるための薬(1.5%に対して1.8%)、また、片頭痛を治療するための薬(0.3%と比較して0.4%)を服用するリスクが高いことがわかりました。

また、呼吸困難(0.7%と比較して1.2%)および静脈内の血栓(0.1%と比較して0.2%)を起こす確率も高いことがわかりました。

また、COVIDで陽性と判定された人は、そうでない人よりも約20%、頻繁に一般開業医を訪れ、10%多く病院外来を訪れました。

緊急治療室への搬送率や入院率に違いはありませんでした。

 

 

【以下のリンクより引用】

Any COVID-19 Infection Raises Odds for Lingering Symptoms, Study Finds

Healthday