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COVIDワクチン接種後の発疹、皮膚科医は「心配ない」

2021年4月15日(ヘルスディニュース)- 皮膚科医は、皮膚の状態が体内で何が起こっているかを明らかにするものであり、COVID-19ワクチンの後に出る発疹はその一例であると言います。

ワクチン接種の後、免疫システムが活性化され、体はその後に外来するウイルスを認識して撃退する準備をします。

この反応とそれに伴う炎症により発疹を引き起こすことがあります。

しかし、専門家は、それがワクチン接種の4時間以上後に起こる場合は、心配する必要はないと言います。

 

米国疾病予防管理センターによると、4時間以内に現れるじんましんや腫れなどの皮膚反応は、まれではありますが、重度のアレルギー反応の兆候である可能性があります。

 

エスター・フリーマン博士は、COVID-19とそのワクチンに対する皮膚反応の追跡記録を行っている主任研究者です。

 

ボストンにあるマサチューセッツ総合病院のグローバルヘルス皮膚科長であるフリーマン博士は、次のように述べています。

 

「それで、誰かが皮膚反応を起こした場合、私たちはその症状について聞き取りを行いますが、皮膚反応を起こさなかった人々については聞きません。」

と彼女は付け加えました。

 

パンデミックが始まって以来、米国皮膚科学会と国際皮膚科学会は、SARS-CoV-2(COVID-19を引き起こすウイルス)に対する皮膚反応について数千件の報告を収集しました。

 

ファイザー社とモデルナ社のRNAワクチンが米国で緊急使用が許可された12月にはワクチン関連の皮膚反応の報告もされ始めました。

 

2020年12月から2021年2月の間に、mRNAワクチン接種後の皮膚反応の414症例を数えました。

様々なタイプの潜在的な反応が、『The American Academy of Dermatology』のオンライン版に最近公開された報告の中で詳しく説明されています。

フリーマン博士は、この研究の著者です。

 

研究者たちは、COVID-19mRNAワクチン接種の後にはさまざまな発疹が出る可能性があることを発見しました。

調査が行われた時点ではまだ使用が許可されていなかったため、この調査結果にはJohnson&Johnsonのワクチンに対する反応は含まれていません。

ワクチン接種後すぐに発生する反応もあれば、14日後までに発生する反応もあると研究の著者らは述べています。

 

「発疹のタイミングにはかなりの幅があります。」

とフリーマン博士は述べました。

 

COVID-19ワクチンに関連した皮膚反応はまれですが、フリーマン博士は、どれほどまれなものであるかを正確に判断することは難しいと述べました。

ほとんどの反応は、医学的介入はなく自然と消えていました。

 

その他は、抗ヒスタミン薬、局所ステロイド、または皮膚の専門家が推奨する他の治療法で両行に治療されていました。

 

研究によると、重要なこととしては、発疹を報告した患者の誰も、重度のアレルギー反応を発症しませんでした。

最初のワクチン接種の後に発疹が出た人のうち、2回目の投与で発疹が出たのは半数未満でした。

 

「そもそもこれらを発症することは非常にまれですが、ワクチン接種後4時間以上経過してからであれば、最初のワクチン接種で発疹が出たまれな人々でも、2回目のワクチン接種に進めるという安心できるデータがあります。」

とフリーマン博士は述べました。

 

CDCは、最初のワクチン接種の後に腕に発疹が遅れて出た場合でも、2回目の接種を行う必要があると述べています。

 

ワクチン注射部位近くでの大きな発疹は、研究で最も一般的に報告された反応でした。

 

フリーマン博士によれば、これらはしばしば『COVIDアーム』または『モデルナアーム』と呼ばれます。

これは理由は不明ではあるもののファイザーよりもモデルナのmRNAワクチンで頻繁に見られるためです。

 

追跡記録では、これらの大規模なローカル反応のうちの218例中、94%がモデルナワクチンに関連していました。

研究によると、これらの発疹は通常3〜4日以内に治ります。

 

フリーマン博士によると、COVIDアームではかゆみ、赤み、腫れがあります。

 

「それは通常、腕のワクチン接種を受けた領域に大きな赤い斑点として現れますが、それは直径6インチ(15cm)から12インチ(30cm)とはるかに大きくなる可能性があります。」

 

他の一般的に報告された反応には、注射部位での小さな刺激と、それに続いてじんましんや全身の発疹がありました。

 『COVIDアーム』のように、これらはかゆみや不快感を伴う可能性がありますが、通常は2、3日で消えます。

 

この研究はまた、つま先の腫れ、かゆみ、変色を引き起こす可能性があり、COVIDつま先でも知られるペルニオ/しもやけの症例9件の報告を含む、より珍しい副反応を明らかにしました。

 

これは、通常軽度の症例に伴うウイルスの症状の可能性として、パンデミックの初期に出現しました。現在では、ワクチンのまれな副反応でもあるようです。

 

フリーマン博士によれば、COVIDつま先は、体がウイルスに対する免疫応答を正常に開始していることを示しているようです。

一部の皮膚科医は、また、これらのタイプの、ワクチン接種後の皮膚反応が見られた患者からも聞き取りを行っています。

 

ニューヨーク市のマウントサイナイ病院の皮膚科医であるミケーレ・グリーン博士は、彼女の患者の何人かは腫れ、発赤、痛みなどの注射部位での反応を報告していると述べました。

これらの反応はすべて数日で消えました。

「皮膚科に関しては、COVIDワクチン接種後に介入が必要な深刻な副反応は見られませんでした。」

とグリーン博士は付け加えました。

CDCによると、かゆみを伴う発疹のある人は、抗ヒスタミン薬の服用が検討されるかもしれませんが、痛みを伴う発疹はタイレノールやアドビルなどの市販の鎮痛薬で和らげることができます。

持続する、または特に不快に思われるワクチン接種後の発疹が発生した場合、フリーマン博士は、不快感を和らげ、回復を早めるのに役立つため、皮膚科医へ連絡することを提案しています。

 

 

【以下のリンクより引用】

Rashes Can Occur After COVID Vaccine, But Dermatologists Say 'Don't Worry'

Healthday