FDAはコロナウイルス関連の供給不足に直面しジェネリックの喘息吸入器を承認
2020年4月8日(ヘルスディニュース)- コロナウイルスのパンデミックにより引き起こされた吸入器の不足に対応し、米国では最初のジェネリック版のアルブテロール吸入器が水曜日に、米国食品医薬品局 (FDA) によって承認されました。
吸入器(インへラー)は喘息の人に広く使用されていますが、COVID-19の患者の治療に使用されているため、その入手が難しくなっています。
「FDAは、新しいコロナウイルスのパンデミックの間に、アルブテロール製品の需要が高まっていることを認めています。」
と、FDAコミッショナーである、スティーブン・ハーン博士は、同局のニュースリリースで述べました。
「私たちは、アメリカ国民の重要なニーズに対処するため、医療製品のスムーズな入手を促進するよう全力を尽くします。」
と彼は付け加えました。
メーカーのシプラ社(Cipla Limited)は、この年齢層の運動誘発性気管支痙攣の予防用途と同様、可逆性閉塞性気道疾患のある4歳以上の患者の気管支痙攣の治療または予防のために、Proventil HFA(硫酸アルブテロール)の定量吸入器の、初めてのジェネリック版の承認を受けました。
米国国立心臓・肺・血液研究所によると、気管支痙攣は、気道の周囲の筋肉が腫れて引き締まると発症しそれが気道を狭窄します。
運動やその他の身体活動は、喘息のある多くの人に症状を引き起こし、運動中または運動を始めた直後に発生する可能性があります。
アルブテロールは気道を開くのを助けるため、喘息を持つの人にとっては「救急薬」と考えられています。
米国アレルギー・喘息および免疫学会(ACAAI, the American College of Allergy, Asthma and Immunology)によると、米国の一部の地域ではアルブテロール吸入器の不足が生じており供給不足が拡大する可能性があります。
COVID-19の患者は最初、ネブライザー(噴霧吸入器)で治療されていました。
ネブライザーは、呼吸障害の一般的な治療法として、病院や、時には自宅で使用されます。
しかし、研究により、エアロゾル化したコロナウイルスがしばらく空気中に留まり、一部のネブライザーがウイルス粒子を空気中に拡散させる可能性があることが示唆されていると、ACAAIのエグゼクティブメディカルディレクターであるマイケル・ブライス博士は述べました。
安全のために、多くの病院がアルブテロール吸入器を使用してCOVID-19患者を治療し始めています。
【以下のリンクより引用】
FDA OKs Generic Asthma Inhaler in Face of Coronavirus-Related Shortages
Healthday