GSK社とサノフィ社がCovid-19ワクチン候補の臨床試験を開始

大手製薬会社のグラクソ・スミスクライン（GSK）とサノフィパスツールは、自社のCovid-19ワクチン候補の臨床試験に400人以上を登録しています。

政府は既に同企業と、コロナウイルスワクチン候補6千万回分の契約を締結しています。

この試験には米国11カ所の施設で合計440人の健康な成人が登録されており、企業は12月初旬に最初の結果が出ると予想しています。

最初の2段階の試験が成功した場合、同企業は年末までに第3相試験に移行することを目指しており、ライセンス申請に十分なデータが得られなかった場合は、2021年前半に規制当局の承認申請を行う予定です。

2社を合わせると世界最大のワクチン製造能力を有するGSK社とサノフィ社が製造したこのワクチンは、サノフィ社の季節性インフルエンザワクチンの製造に使用されている、既存のDNAベースのテクノロジーに基づいています。

GSKワクチンの社長を務めるロジャー・コナー氏は、次のように述べています。
「このワクチン候補が臨床開発段階に移行することは、私たち皆が直面する世界的なパンデミックへの取り組みに向けた進展において、重要な瞬間です。」

「両社の確立された技術を利用し、世界の大手ワクチンメーカーの2社が大規模生産を行うことが可能な、政府が既に信頼を示すタンパク質ベースのアジュバント・ワクチン候補に基づいています。」

「我々は現在この研究データが出ることを待ち望んでおり、もし肯定的な結果が出れば、年末までに第3相試験を開始する予定です。」

「我々は現在、この研究からのデータを楽しみにしており、肯定的な場合は、年末までに第3相試験を開始します。」

サノフィパスツールのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼グローバル・ヘッドであるトーマス・トリオンフ氏は、次のように述べています。
「サノフィ社とGSK社は、安全かつ効果的なワクチンを供給するという共同目標をかかげ、
実証済みの科学とテクノロジーを用いて、世界的なCOVID-19パンデミックと闘います。」

「我々の臨床試験開始は重要なステップであり、Covid-19に打ち勝つために役立つ可能性のあるワクチンに1歩近づきます。」

「我々の専任チームとパートナーは24時間体制で作業を続け、12月上旬に最初の結果を提供することを目指しています。」

出典 2020年9月4日更新 Independent『GSK and Sanofi to begin clinical trial for potential Covid-19 vaccine』（2020年9月4日に利用）
https://www.independent.co.uk/news/health/gsk-and-sanofi-begin-clinical-trial-potential-covid-19-vac...