HBP（高血圧）の処方薬

通常、高血圧として知られている高血圧症は、米国では、大人3人のうち１人が患っていると言われています。
高血圧のあるほとんどの人は何の症状もない場合があります。
血圧のコントロールをしていないということは、あなたの目や腎臓や他の臓器に影響を与えることがあり、多くの健康上の問題につながる可能性があります。
もし高血圧だと言われた場合、血圧目標を決めて、それを時間をかけて達成し、維持することが重要です。
血圧の目標は、個人で異なりますので、医療サービス提供者と話をしてください。

血圧を改善するためには多くの対策があります。もし過体重、または肥満である場合は、アルコール摂取量を減らし、喫煙を停止し、食事中の塩の量を減らすことで身体の活動を増加させ、健康的に食事ができて体重を減らすことができます。薬も手助けになります。
そこで最も一般的な処方薬と、その副作用について、以下で説明します。

【利尿薬（水ピル）】
ヒドロクロロチアジドまたはフロセミドと呼ばれる任意の薬剤を服用していますか？
もしそうなら、あなたは利尿剤で治療中となります。これらの薬剤は、体から余分な塩と水を除去することによって作用します。
一般的な副作用には、常にのどが渇いていたり、頭痛や筋肉痛、頻尿などがあります。医師と相談の上、定期的に、ナトリウム（塩の別称）とカリウム濃度をチェックするようにして下さい。
夜中にトイレの為に頻繁に目を覚ますのを避けるために、薬の服用は午前中に行います。これらの薬を服用している一部の人々にはサプリメントを摂取するか、または定期的にバナナを食べる必要があります。

【ACE阻害薬】
リシノプリル、エナラプリルまたはキナプリルなど「プリル」で終わる薬剤を服用していますか？
これらの薬物はあなたの血管を狭くする役目があるアンジオテンシンと呼ばれる体内の化学物質を阻害することで働きます。
血管が広がることにより血圧を低下させ、リラックスすることができるのです。もし糖尿病や腎臓病がある場合、これらの薬物はまた、あなたの腎臓を保護するという利点を持っています。
これらの薬を服用する一部の人々は、乾いた空咳の症状を起こす可能性があります。
他の一般的な副作用は、発疹、筋肉痛及び腎機能の変化などがあります。
ACE阻害剤は発達中の胎児への傷害や死を引き起こす可能性があるとわかっているため、妊娠しているか、妊娠を考えている場合は、この薬は服用できません。

【カルシウムチャネル遮断薬】
アムロジピン、ニフェジピン、ベラパミルまたはジルチアゼムと呼ばれる薬を服用していますか？
もしそうなら、あなたはカルシウムチャンネル遮断薬で治療中となります。これらの薬剤は、心臓がリラックスさせより良く活動するように助けます。一般的な副作用は、頭痛、便秘、吐き気、下足首の腫れなどがあります。
カルシウムチャネル遮断薬は、アフリカ系アメリカ人のグループでは高血圧の治療における「定番薬剤」の一つと考えられています。
研究では、黒人においては、ACE阻害剤またはベータ遮断薬よりも、カルシウムチャネル遮断薬の方が、高血圧のより良い制御が示されています。

【ベータ遮断薬】
メトプロロール、アテノロールまたはプロプラノロールなど、「ロール」で終わる薬を服用していますか？
もしそうなら、あなたはベータ遮断薬で治療中ということになります。
それらは速さや激しさといった心臓の働きを低下させることにより血圧を下げるのに役立ちます。
これらの薬剤は、既に、心臓発作を起こしている人のために使用されます。患者は時々、頭痛、疲労、運動耐容能低下および、気分の消沈などを引き起こす可能性があります。
喘息や他の呼吸問題が発生した場合、これらの薬剤のいくつかは呼吸障害を悪化させる可能性があるので、都度医師へ相談してください。
糖尿病がある場合にも、ベータ遮断薬は時々低血糖の徴候や症状を起こす可能性があります。

医師と話すこともなく、突然、その薬や併用中の他の薬の服用を中止しないことが非常に重要です。

（記事元）http://baystatebanner.com/news/2015/dec/10/prescription-medications/