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HIVのリスクが低い男性は毎日かオンデマンドでのPrEPレジメンが選択可能に

医療誌The Lancetに掲載された研究によると、HIVのリスクが低い男性との性交渉を行う男性(MSM)には、毎日または、オンデマンド(必要に応じ)曝露前予防(PrEP)レジメンを選択できる可能性があります。

『ANRS IPERGAY試験』では、経口薬のテノホビル ジソプロキシルフマル酸(TDF)とエムトリシタビンを併用したオンデマンドのPrEPが、HIVのリスクが高いMSMの人に、プラセボと比較して、HIV-1発生率を86%相対的に減少させたことがわかりました。

この研究を行った研究者は、オンデマンドPrEPがHIVリスクへの曝露が低い人でも同様に効果的かどうかを調査することを目的としていました。

この研究には、1錠あたり、300 mg のTDFと200 mgエムトリシタビンの固定用量の組み合わせ、または、プラセボをPrEPとして摂取するようにランダムに割り当てられた、400人の参加者が含まれていました。

主要エンドポイントはHIV-1感染の診断でした。

研究参加者は、PrEPの使用パターンを評価するために、研究室訪問時に毎回インタビューを受けました。

ANRS IPERGAY試験の二重盲検段階での修正意図治療群として登録されたすべての参加者が、この事後分析の対象となりました。

この研究中、200人の参加者がPrEPの順行を伴う性交頻度が少ない時期を少なくとも1回は設けました。そして、年間134人の追跡と、31%の全追跡調査を行いました。

 6件のHIV-1感染症がプラセボ群で診断され、TDFとエムトリシタビン配合薬群では、いずれも診断はなく、HIV発生率は100%の相対的に減少しました。

調査結果に基づき、研究著者は、性交の頻度が低いMSMの人には、毎日またはオンデマンドでのPrEPレジメンが選択できることを記しています。

 

【以下のリンクより引用】

Choice Between Daily, On-Demand PrEP Regimens Could Be Offered to Men with Lower Risk of HIV

Pharmacy Times