PTSD治療薬は臨床診療において同等に有効
2018年9月21日
Journal of Clinical Psychiatryに掲載されたデータによると、臨床実践において、フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、トピラマート、ベンラファキシンなどの根拠に基づく治療薬が使用されました。
調査結果では、患者の約50%は5ポイント以上、PTSDチェックリストでの改善を示し、20%程度の患者にPTSDとの診断がなくなりました。
「患者数の増加を含むデータの進歩は、パーソナライズド・メディカルに関する医療研究記録が優れたデータを示したことを考慮すると、観察研究は、PTSDの向精神薬に対する比較有効性研究の論理的な拡張です。」
とバーモント州ホワイトリバージャンクション. の VA メディカルセンターとDartmouth Geisel School of Medicineの助教授である精神医学科のブライアン・シャイナー博士と博士のグル―プは記しています。
この遡及的比較有効性研究において、シャイナー博士らは、PTSD患者の臨床実践におけるフルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、トピラマートおよびベンラファキシンの有効性を検討しました。
研究者らはEMRデータを用いて2004年から2013年の間にPTSDの治療を開始した2,931人のアメリカ合衆国退役軍人の外来患者を同定し、PTSDチェックリストスコア、症状クラスタースコア、睡眠項目、PTSD診断の信頼性の向上および喪失に関する被験者の変化を比較しました。
PTSD診断の喪失予測の特徴またはサービス使用変数を調べるために、探索的分析も実施しました。
PTSDチェックリストの5点~6.3点のPTSD症状スコアの改善の平均では、PTSDの5つの薬剤はすべて、臨床診療における症状に対して有意な効果を示し、穏やかな改善が示されました。
参加者の41.9%から52.9%の間で、チェックリスト上で5ポイント以上の信頼性の向上が達成され、13.6%から20.4%のPTSD診断の喪失が達成されました。
研究者らは、投薬の種類に差異がないことを確認しました。
探索的分析の結果は、認知処理療法および長期曝露を含む証拠に基づく心理療法が、PTSD診断をなくす唯一の重要な予測因子であることを示しました。
シャイナー博士らは、「それが臨床現場における、臨床実習での効果、臨床試験における効果です。」と書いています。
「私たちのデータは、効果的であることと同様、「PTSDの投薬療法を選択した患者が、有意義な改善の機会を最大限に生かすために、同時治療を考慮する必要がある。」ということを示唆しています。」
【以下のウェブサイトより引用】