Meiji Seika 統合失調症治療薬アセナピンを承認申請
Meiji Seika ファルマは5月28日、統合失調症の治療薬としてMSDと共同開発してきた非定型抗精神病薬アセナピンマレイン酸塩(=一般名)を同日に承認申請したと発表した。同剤は、既存薬にはない多様な受容体に対する特有の結合プロファイルを有するとされ、舌下錠という服薬上の特長により、新たな選択肢と位置付けたい考え。
Meijiは、2013年3月に締結したMSDとのライセンス契約に基づき、日本国内での製造販売承認申請、販売・流通、プロモーションを行う。同社は中枢神経領域を重点領域とし抗うつ薬を持っていたが、統合失調症の治療薬は初めて取り扱うことになる。
同剤は、欧米などで統合失調症、I型双極性障害に対する治療薬として販売されている。