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フォシーガ(ダパグリフロジン)で減量-4年間維持

フォシーガ(ダパグリフロジン)で減量-4年間維持

米国糖尿病学会(ADA)の第75回学術集会で発表されたデータによると、メトホルミンのアドオン治療としてダパグリフロジンで治療された糖尿病患者では、1年後に有意な体重減少を達成した患者の大多数で、オーバーウェイト、または、肥満であるかどうかに関係なく、4年間はその減量体重を維持できたことがわかりました。

ダパグリフロジンは、血糖コントロールを改善し、2型糖尿病患者の体重を減少させることがよく言われています。
この研究は、2型糖尿病、オーバーウェイト及び肥満患者における体重減少は、生活の質の向上、ならびに血糖コントロールに関連付けられていることを確認しました。
他の潜在的な心血管(CV)についてのメリットも2型糖尿病、過体重と肥満患者における体重減少と関連しています。

ダパグリフロジンを処方された2型糖尿病、オーバーウェイトや肥満の患者が4年間、彼らの減量を維持できているかどうかを評価するために、アストラゼネカの職員であるエヴァヨーンソン医学博士、および博士の研究チームは、ダパグリフロジンの開発プログラムの一部として第3相試験を行いました。

研究試験において、有効性についての主要な指標としてダパグリフロジンと、グリピジドをグリセミック値で比較しました。
この事後分析のために、研究者は使用開始後、1年、2年、3年、4年で体重を確認しました。

被験者は無作為にダパグリフロジン(N = 406)またはグリピジド(N = 408)を摂取するように割り付けられました。
すべての患者は、メトホルミンの安定用量を摂取していましたが、糖尿病は、十分に制御されませんでした。
彼らはランダムで6.5%から10%の範囲のHbA1c値を有していました。

被験者は60歳少し前の男女で、男性の方が若干多く参加しました。
大多数は、約6年間の糖尿病を患っている白人でした。BMIのベースラインが32~31で、ベースライン時のHbA1c値は、両治療群で7.7%でした。

グリピジド群においては体重の増加が発生し、最初の2年間は体重を維持できましたが、4年後には維持率が減少したのに対し、ダパグリフロジン群では1年後に平均3.55 kg体重が減少し、208週目まで維持しました。

データによるとBMIのベースラインにかかわらず、体重減少を達成した患者の割合は、ダパグリフロジン群では85%以上に対して、グリピジド群では、25%未満でした。

ヨーンソン博士も1年で彼らのベースラインの体重の、少なくとも5%の体重減少を達成した患者の割合は、ダパグリフロジン群では約29%であったことを報告しました。
彼女によると、これは、4年間までで徐々に減少しましたが、実質的にコンパレータよりも大きいままでした。

ヨーンソン博士によると、安全性プロファイルは2つの例外を除き、治療群間で同様でした。
ダパグリフロジン群では、性器感染がより確認された一方で、グリピジド群では3件の主要な低血糖例がありました。

「全体的には、ダパグリフロジンを服用した多くの患者が忍容性が良好な安全性プロファイルを持ちながら、4年間まで体重の減少を維持できました。」と博士は述べました。

(記事元) http://www.endocrinologyadvisor.com