メトホルミンで子癇前症(妊娠中毒症)の治療が可能に！

糖尿病の治療に関連する薬の研究によると、メトホルミンは子癇前症を予防、および治療する可能性があるようです。

Mercy Hospital for Womenとメルボルン大学のトランスレーショナル産科グループでコンパイルされた調査によると、メトホルミンは、子癇前症において上昇する2つの毒素の生産を減少させ、また負傷した血管を治癒するのに役立ちます。
メトホルミンは、多くの場合、妊娠中の女性の糖尿病を治療するために使用されているため、妊娠中に使用しても安全と考えられています。

筆頭著者であるメルボルンのMercy Hospital for Womenのフィオナブラウンフット医師は、研究の検査所見に焦点をあて、「現在、メトホルミンが子癇前症の女性を治療するために使用することができるかどうかを確認するために臨床試験が行われるべきです。」と述べています。

また、彼女はこうも述べました。
「それも、子癇前症が初めに起こってからそれを防ぐことができるかどうかを確認するために、子癇前症を発症するリスクが高い女性にメトホルミンを処方できます。」

トランスレーショナル産科グループの筆頭で、シニア著者とであるスティーブン　トン教授はこう追加しました。

「メトホルミンが、子癇前症の苦しみを減少させるということが判明した場合、それは世界中の多くの母親と赤ちゃんの命を救うことができます。」

子癇前症は、妊娠20週以降に発生し、毎年世界中で推定7万人の女性が亡くなっています。

出典：http://diabetestimes.co.uk/9333-2/