炭水化物の食べすぎはうつ病のリスクを高める可能性
2015年8月7日に公開
今週発表された研究によると、炭水化物で高い食事療法は、うつ病の発症リスクを高める可能性がある
ことを示しています。
7万人以上の閉経後の女性が、1994年から1998年の間に国立管理研究所の女性の健康管理に関する研究に参加しました。
コロンビア大学医療センターの精神科の研究者は、女性たちが食べていた炭水化物の種類にこれらの女性の間でうつ病の発生率を比較しました。
炭水化物を、それが消費された後に血液中に見られる糖の値に応じて分類しました。
血糖値の急激な増加を引き起こすものが高血糖指数(血糖指数)を有すると言われていますが、一方で、糖を放出するものがより徐々に低い血糖指数を有します。
白パン、白米などのような、より高度に精製された炭水化物は、血糖指数が高く出ます。
この研究に参加した閉経後の女性のうち、新規発症のうつ病のリスクは高い血糖指数の食品を食べている女性の方が高かったことが示されました。
通常の食生活でより高血糖指数の食品を食べている人は、うつ病の発症率がより高い傾向にあったということです。逆に、食物繊維、全粒穀物、野菜、果物などのような、より低血糖指数食品を食べている人には、うつ病のリスクがより低かったのです。
精製された炭水化物を食べた後に生じる高血糖レベルは、過剰な糖を除去するために、ホルモン応答を誘発します。これは、結果として、低血糖値は疲労感を引き起こし、そしてそのような気分の変化、及び無気力などうつ病の症状を悪化させる可能性があると考えられます。
確固たる結論と言う点では、単一の研究のため確認されていない部分もあり得るが、これらのデータは、食事の改善がうつ病性障害の予防および治療において有益であり得ることを示唆しています。
同様の結果が、一般的な集団での研究で得られいるかどうかを調査する上で興味深いものになります。
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