「痛みとかゆみ」のためのリドカイン局所薬
リドカインは麻酔薬および抗不整脈薬です。
不規則な心拍の治療を助け、また皮膚の痛みを和らげることができます。
リドカインには注射のような他の形態がありますが、ここではリドカインの局所薬について紹介します。
リドカイン注射は局所薬とは異なる副作用がありますので、もし注射薬に興味があるならば、その詳細については医師へご確認ください。
リドカイン局所薬とは？
リドカイン局所薬は、クリーム、ジェル、スプレー、ローション、液体、湿布、軟膏、フォーム、粉末、または皮膚へ適用される他の形態として使用されます。
局所薬は口の中へは入れないでください。
そして、口、目、鼻に入らないようにしてください。
誤って疾患部以外の場所へ使用した場合は、水で洗い流してください。
リドカインは、キシロカインなど様々なブランドの商品があります。
それはどのように作用しますか？
リドカインは体内の神経信号を遮断する麻痺薬として作用します。
また皮膚の不快感を緩和する作用もあります。
軽度の切り傷や火傷、虫刺され、うるしかぶれ、日焼け、湿疹、または痔などの特定の肌の状態により痛みやかゆみが起こることがあります。
リドカインは前述した状態に関連した症状を緩和するように作用します。
使用前に知っておくべきことは何でしょうか。
アレルギー
局所麻酔スプレーやクリームに対して何らかのアレルギー反応を起こしたことがある場合は、リドカインを使用しないでください。
また、麻酔薬を使用したことがある場合は、医師へ知らせてください。
もし過去にアレルギー反応を起こしたことがある場合は特にそうです。
また、過去に服用したことのある他の薬に対して、アレルギー反応を起こしたことがある場合は、それを医師に知らせることも重要です。
特定の食品、染料、動物、または保存料に対して深刻な反応がある場合は、必ず医師に知らせてください。
あなたが過去にアレルギー反応を経験したことがあるならば、あなたの医者にあなたが麻痺している薬であなたの経験について知らせて、そしてあなたの状態について知らせておいてください。
他の薬剤
肝疾患がある場合は医師に伝えてください。
心拍数調節治療薬など、他に服用している薬がある場合は必ず医師へ伝えてください。
授乳
授乳中であればリドカイン局所薬の使用に伴うリスクを医師に相談してください。
赤ちゃんの口が触れる部分には使用しないでください。
アルコール
飲酒とリドカインの使用による既知の反応はありません。
しかし、リドカインの使用中はアルコールの摂取は控えてください。
副作用
重篤な副作用が発生した場合は、できるだけ早く緊急医療機関で手当てを受けてください。
リドカインを使用してアレルギー反応の徴候が現れることがあります。
アレルギー反応の徴候には、呼吸困難や、皮膚が蕁麻疹により剥がれたり、顔、唇、舌、またはのどが腫れるなどの症状があります。
以下はリドカインの使用で発生する可能性のある副作用です。
- 薬の塗布部分の刺激感
- 水ぶくれ
- 肌の乾燥
- 刺激感
- 燃焼感
- めまい
- 疲れ
- 塗布部分の腫れ
- 発赤
- 発疹
- 意識障害
- 視界のぼやけ
- しびれ
- 関節痛
- 胸の圧迫感
他にも副作用と思われる症状がみられた場合は医師へ伝えてください。
薬の塗布によるわずかな反応が、数日経っても消えない場合は、医師にご相談ください。
また症状が悪化するようであれば、すぐに医師に伝えてください。
その他の重要な情報
投与量
投与量は使用するリドカインの形態によって異なります。
軟膏を使用しているならば、医師は1日に約3回〜4回、薬を皮膚の領域へ適用するように勧めるでしょう。
一方、帯状疱疹に伴う痛みの治療に湿布を使用している場合は12時間おきに1〜3個の皮膚パッチの交換が推奨されます。
使用時間を忘れた場合
あなたが薬の使用を忘れた場合や湿布の交換を忘れた場合は、思い出したらすぐに薬をつけてください。
しかし、もし次の投薬時間が近いようでしたら、1回分を飛ばしてください。
指示通りに薬を使用し、使用時間を忘れないようにすることが重要です。
クリームやゲルに含まれる特定の成分の効き目は、一定時間が経過した後も通常は持続します。
保管
子供の手の届かない場所に保管してください。
高温多湿を避け、室温で保管してください。
＊温湿布製品であれば薬の体内への吸収に影響する場合があり、重篤な副作用や過剰摂取の危険性が増加します。
【以下のウェブサイトより引用】