うつ病の高齢者はパンデミックに直面して元気を回復
2020年8月30日 - うつ病にかかった高齢のアメリカ人は、COVID-19の脅威に十分耐えていることを新しい研究が発見しました。
研究者たちは、コロナウイルスのパンデミックの初期の頃には、うつ病や不安の増加は見られなかったと言います。そして彼らは、これらの高齢者が肉体的な距離と孤立のストレスに対して回復を示しました。
「米国疾病対策センターの定義によれば、彼らは、最も脆弱な集団であるため、COVIDのストレスに対してより脆弱であると考えられていました。」
と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の精神医学を生体行動学の教授であり、共同執筆者であるヘレン・ラブレツキー博士は述べました。
「しかし、私たちが学んだことはうつ病の高齢者には回復力があるということです。彼らは、私たちに慢性うつ病に対処することで回復力があるのだと教えてくれました。」
と彼女は大学のニュースリリースで述べました。
UCLAと他の4つの大学の研究者は、パンデミックの最初の2か月間に60歳以上、平均69歳の人々にインタビューを行いました。
参加者はロサンゼルス、ニューヨーク、ピッツバーグ、セントルイスに住んでおり、治療抵抗性うつ病の研究に参加していました。
研究はピッツバーグ大学によって資金が供給されました。
研究者たちは、研究参加者のうつ病と不安のレベル、または自殺のリスクがパンデミックの前と最中と同じであることを見つけました。
一般に、参加者は隔離のリスクよりもコロナウイルスに感染するリスクの方を懸念していました。
また、すべての人たちが物理的な距離を保っていたものの、ほとんどが社会的に孤立しているとは感じず、バーチャルテクノロジーを使用して友人や家族と連絡を取り続けていました。
それでも、多くの参加者は彼らの生活の質は低下し、彼らの精神的健康面が、肉体的距離の継続で苦しむことを心配していると述べました。
パンデミックに対する政府の対応に不満を持っていると言う人もいます。
この研究は最近、老年医学関連誌『American Journal of Geriatric Psychiatry』のオンライン版で掲載されました。
新型コロナウイルスによるパンデミックが高齢者に対して、長期的にどのように影響するかを判断するには、さらに調査が必要であるとラブレツキー博士は述べました。
「うつ病とともに生活しているこれらの高齢者は、他の多くの人よりも長い間ストレスにさらされています。私たちは彼らの回復力を利用して、そこから学ぶことができました。」
【以下のリンクより引用】
Seniors With Depression Show Resilience in Face of Pandemic
Healthday