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お茶を飲む人は長生きする

中国およびインド原産の緑茶は、健康に良いと非常に人気があります。

緑茶を飲む理由は他にもあります。

科学者は、少なくとも週に3回お茶を飲むことで、早死のリスクを減らし、より長く健康的な生活を送ることができると言います。

European Journal of Preventive Cardiology誌に掲載された新しい研究において、研究者チームは、中国の約100,000人の研究参加者のうち、週に少なくとも3回お茶を飲んでいた人が、その後7年間に心臓発作や脳卒中にかかる可能性が低いことを発見しました。

『The China-PAR Project』として知られるこのプロジェクトでは、参加者を週に3回以上お茶を飲んでいる人とお茶を飲むのは週に3回未満という人の 2つのグループに分けました。

研究者はベースラインデータを収集し、7年後にこれらの参加者について追跡調査を行いました。

研究者は、お茶の消費に関する情報が含まれている『The China-PAR Project』プロジェクトの標準化されたアンケートからデータを収集しました。

その後、患者、またはその代理人にインタビューを行い、病院の記録や死亡証明書などを確認しました。

 

長生き

「習慣的にお茶を飲むことは、心血管疾患の発生や全死因による死亡リスクの低下に関連しています。健康への好ましい効果は、緑茶と長期的にお茶を飲む習慣がある人には特に強力です。」

と、中国北京にある中国医科学院の、ワン・シンヤン博士は述べました。

この研究結果では、常習的または定期的にお茶を飲む人が、脳卒中または心臓発作に苦しむリスクが20%低下し、脳卒中および心臓病で死亡するリスクが22%低下することが示されました。

研究者は、特にお茶を定期的に飲んでいる人は、お茶を定期的に飲んでいない人と比較して、50歳の時点で1.26年長く生きることが期待できるということを発見しました。

「お茶の摂取は、特に常にお茶を飲んでいる人達の間で、アテローム硬化性心血管疾患と全死因による死亡のリスクの減少に関連していました。」

と研究者は論文に記しています。

 

お茶を飲むという行動の潜在的な影響を分析するために、チームは14,000人以上の参加者を調査しました。

彼らは、平均8.2年の期間で2つの調査を実施しました。 2回目の調査後の追跡期間の中央値は約5年でした。

研究のサブセットでは、2つの調査でお茶を飲む習慣があった人では、脳卒中や心臓病の発症リスクを39%減少し、致命的な脳卒中や心疾患のリスクが56%減少、そして、お茶を飲まなかった人やあまりお茶を飲まなかった人よりも、29%、全死因のリスクを減少させました。

 

お茶の保護効果

「お茶の保護効果は、一貫してお茶を飲む習慣のあるグループの中で最も顕著でした。メカニズムの研究により、お茶の主要な生物活性化合物   であるポリフェノールは、体内に長期保存されないことが示唆されています。

したがって、心臓の保護効果のためには、長期間にわたって頻繁にお茶を摂取する必要があるかもしれません。」

と中国医科学院のグ・ドンファン博士は述べました。

研究者は、お茶を飲む習慣のある人の49%が、緑茶をより多く消費しており、紅茶を消費していたのは8%だけであったと述べました。

緑茶にはポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは、植物性食品から摂取する微量の栄養素であり、心血管疾患に対する保護作用があります。

緑茶は、脂質異常症や高血圧など、心臓病や脳卒中の一般的な危険因子から保護することも示されています。

一方、紅茶は完全に発酵されており、その過程でポリフェノールが失われています。

したがって、緑茶と比較して、紅茶に酸化防止作用は低くなります。

緑茶に含まれるポリフェノールは、心血管疾患から保護するだけでなく、消化障害、糖尿病、肥満、神経変性疾患を改善します。

 

【以下のリンクより引用】

Tea drinkers live longer new study shows

News Medical Net