お金を扱ったら手洗いを忘れずに。

銀行業務とCOVID-19：注意すべきポイント

パンデミック中とはいえ、銀行業務は依然として多くの人が延期することのできない重要な業務です。結局のところ、お金は不可欠です。しかし、感染リスクを減らすために他人を避ける必要があることを考えると、私たちが日常業務を行う必要がある時、特にまだ銀行に赴いて対面取引を行うことを好む人にとっては、困難が生じる場合があります。

1. お金の汚れと感染リスク

まず、お金が以下に汚れているかを知る必要があります。2017年に行われたとある研究では、2013年の冬から夏にかけてマンハッタン銀行から引き出された1ドル札を調査しました。すると研究者は、397種の細菌を発見し、そのほとんどは人間の皮膚に由来し、中には触れることが望ましいとは到底言えない表皮ブドウ球菌も含まれていました。そしてもちろん、米ドル札はリネンと綿でできているため、コロナウイルスも少しの間留まります。

2. 銀行業務のリスク軽減策

米国疾病予防管理センター（CDC）は、銀行に電話をかけるか、オンライン会議を設定して、遠隔で提供が可能なサービスについて話し合うことを推奨しています。また、CDCは、ドライブスルーバンキングサービスの使用、モバイルバンキングアプリの利用、現金自動預け払い機（ATM）の使用など、日常的な取引の際はまず対面でのやり取りを含まない方法を選択する必要があることを、重要な日常業務に関するCOVID-19ガイドラインの中で示しています。それでも銀行へ行く必要がある状況では、CDCは、布製のフェイスカバーを着用し、銀行内ではソーシャル・ディスタンスを保ち、銀行またはATM機内の物に触れた後は、手指消毒剤を使用する必要があると述べています。

3. 銀行の感染対策

また、各銀行は、COVID-19の感染を防ぐための安全対策を講じることが推奨されています。銀行スタッフもマスクを着用し、他人との距離を保つ必要があります。銀行スタッフと顧客の間に、アクリル樹脂の防壁を設置することも推奨されます。

手洗いが不可欠な理由

最後に、銀行を離れた後は手を洗うことが不可欠です。世界保健機関（WHO）によると、手は「細菌感染の主な経路」であるといいます。手指の衛生は、新型コロナウイルスのようなウイルスの感染を防ぐために、誰もが実行できる最も強力な対策方法です。石鹸と水の使用が推奨されますが、手で汚れが付着していない場合は、アルコールベースの消毒剤を利用すると、石鹸と水よりも速く効果的です。

出典 2020年7月21日更新 Medical Daily 『Handling Money? Wash Your Hands』 （2020年7月24日に利用）
https://www.medicaldaily.com/banking-amid-covid-19-pandemic-coronavirus-novel-coronavirus-outbreak-t...