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きのこを食べることで満腹感が増す

食欲ジャーナル(journal Appetite)の10月号に掲載された満腹感に関する新しい研究によると、キノコが豊富に含まれた朝食を摂ることは(肉を食べることと比較して)空腹感を軽減し、満腹感を増す可能性があります。

たんぱく質は最も満腹感のある栄養素であるため、研究者はきのこと肉に含まれるたんぱく質の量を合わせることで、研究中たんぱく質が満腹感に与える影響をコントロールしました。

きのこと肉のたんぱく質含有量を一致させると、両方のカロリー量も同等となりました。
これは研究において、満腹感への影響を一致させるための、最も一般的な方法です。

この研究の目的は、ランダム化クロスオーバー試験において、白ボタンマッシュルーム(226g)と肉(28g)の満腹感および10日間の食品摂取量の違いを分析することでした。

被験者(女性17人と男性15人)は、1日2食分のきのこまたは肉を10日間摂取しました。
被験者は、薄切りのきのこもしくは赤身93%の牛肉のいずれかを1日2回、合計10日間与えられました。

結果、きのこと肉の摂取の間の満腹度評価に有意な差が示されました。
被験者は、肉を含む朝食と比較して、きのこを含む朝食を食べた後は有意に空腹感が減少し、満腹感が増大したことを報告しました。

この研究の筆頭執筆者であるJoanne Slavinは、次のように述べています。
「これまでに発表された研究と同様に、本研究では、食事中の肉の一部をキノコに置き換えるか肉をキノコで代用することで、栄養的にも満腹感の面でも利点があることを示されました。」

「この新しい研究は、きのこが体重管理と満腹感を助けることで、全体的な健康に寄与するという証拠を裏付けるものとなりました。消費者はたんぱく質食品選択における利点に興味を示しているため、きのこのような植物由来のたんぱく質源が、満腹感につながり得ることを知っておくことが重要です。」

出典:2017年10月19日更新『Eating mushrooms makes you feel fuller for longer』Health Spectator UK(2019年4月23日に利用)
https://health.spectator.co.uk/eating-mushrooms-makes-you-feel-fuller-for-longer/