この夏、怪我をしないために
2022年5月28日(ヘルスディニュース)- 多くのアメリカ人にとって、夏イコール全地形対応車(ATV)です。
この乗り物は大人にも子供にも人気がありますが、ATVやその他のオフロード車の衝突事故により、米国では毎年約700人の命が奪われています。
全国の救急治療室では、オフハイウェイ車両(OHV)の使用による怪我のため約10万人が治療を受けています。
そのため、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、2022年の夏の始まりに、乗り物をより安全に乗るためのヒントを提供しています。
「これらの車両はおもちゃではありませんので、指示されたとおりにのみ使用する必要があります。」
とCPSC の委員長であるアレックス‐ホーン・サリック氏はCPSCのニュースリリースで述べています。
「自身の安全のために、16歳未満のライダーは、年齢に適したモデルのみを運転し、成人モデルの車両は運転しないことが重要です。また、すべてのライダーは常に安全運転を心がけ、保護具を着用する必要があります。」
CPSCは、ATV Safety Instituteコースの資格のあるインストラクターから実践的なトレーニングを受けることを推奨しています。
OHVには、全地形対応車、レクリエーション用オフハイウェイ車両、およびユーティリティ地形対応車があります。
それらを使用するためのいくつかの重要な安全上のヒントを下記します。
●座席数よりも多くの乗客を乗せて走らないでください。ほとんどのATVは、1人乗り用に設計されています。
●法律で許可されている場所を横断する場合を除いて、公道では乗らないでください。また、舗装中の道路には近づかないでください。
●ATVの運転前または運転中に飲酒は控えて下さい。車の飲酒運転と同様に、アルコールは判断力と反射神経を損なう可能性があります。
●常にヘルメットと、目の保護具、ブーツ、手袋、長ズボン、長袖シャツなどの保護具を着用してください。
●16歳未満のライダーは、成人モデルではなく、年齢に適したユースモデルのみを運転する必要があります。
CPSCによると、2016年から2018年の間に、全国で2,211人がOHV事件で死亡しました。
ATVがそれらの死亡事故のほぼ4分の3を占めました。そして、約300人の16歳未満の子供が巻き込まれています。5年間で、ATVはOHVによる怪我の96%に関与した車両となりました。
ATVを管理する州法は大きく異なります。
2016年から2018年までのOHV事故による死亡の42%以上は、テキサス州、ウェストバージニア州、ペンシルベニア州、ケンタッキー州、カリフォルニア州、フロリダ州、ノースカロライナ州、ニューヨーク州、アラバマ州、ミシガン州の10州で発生しました。
【以下のリンクより引用】
ATVs: How to Avoid Injuries This Summer
Healthday