どれくらいの量だとコーヒーの飲みすぎ?
2019年5月31日金曜日(HealthDay News) - カプチーノからアイスコーヒーまで、多くのアメリカ人にとってコーヒーは朝の必需品ですが、
どれくらいの量が健康的なのでしょうか。
南オーストラリア大学の調査によると、1日の始まりに数杯飲んでも体に害はないようです。そしてそれは体に良いことなのかもしれません。
しかし、1日に6杯以上のコーヒーを飲むと、心臓病のリスクが最大22%増加する可能性があることを研究者らは発見しています。
米国疾病管理予防センターによると、米国では全死亡の約4分の1が心臓病によるものです。
心臓病は世界中で主な死因となっています。
オーストラリアのアデレードにあるオーストラリア精密衛生センターのエリナ・ヒポネン氏とアン・ゾウ氏は、
だからこそ、カフェインの摂取が多すぎると高血圧が心臓病の主な危険因子となる原因を突き止めようとしたのです。
転換点は6オンス(約30ml)のカップ6杯、各カップにはそれぞれ75mgのカフェインが入っていることになります。
「あなたにとって適量とその限界を知ることが不可欠です。」
と、ヒポネン氏は大学のニュースリリースで述べました。
「飲みすぎと健康を損ねるでしょう。」と彼女は付け加えました。
この研究のために、研究者らは、カフェイン代謝遺伝子(CYP1A2)がカフェインを処理する能力と心臓病のリスクにどのように影響するかを調査するために、
英国の37歳〜73歳の30万人を超える成人についてのデータベースを使用しました。
研究者らは、遺伝子変異の保因者が他の人よりも4倍早くカフェインを代謝できることを発見しました。
しかし、ヒポネン氏はそれが、その人たちがより多く、コーヒーを安全に飲むことができるという意味ではないと言います。
コーヒーは世界で最も人気のある飲料で、毎日、推定30億杯が消費されています。しかし、ヒポネン氏、一杯のコーヒーが意味するものは人によって異なるかもしれないと述べました。
「カップ1杯を標準的な尺度と仮定すると、およそ75 mgのカフェインが含まれています。
カフェインの内容だけを見ると、ダブルエスプレッソは通常のコーヒーとほぼ同じです。
一方、スターバックスの大サイズのアイスラテには最大150mgのカフェインが含まれています。」
ヒポネン氏によると、心臓病のリスクを下げようと研究している人々は、これらの数字を考慮に入れるとうまくいくようです。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心臓専門医である、グレッグ・フォナロー博士は、調査結果をレビューしました。
文脈にそれらを入れて、彼は非常に大量にコーヒーを消費すると、心臓病リスクが適度に増加することに関連していると述べました。
「心臓に対するカフェインの効果は、非常に大量に消費されない限り、持続時間が短く軽度である傾向があります。」
と彼は述べました。
「コーヒーには、抗酸化作用と抗炎症作用を持つさまざまな化合物も含まれています。」
1杯または2杯のコーヒーには、その特典があるかもしれません。
研究者らは、カフェイン抜きのコーヒーを飲んだか、
または全く飲まなかった研究参加者が、1日に1杯〜2杯のコーヒーを飲んだ参加者よりも心疾患率が高いことを発見しました。
適量でコーヒーを飲む人には、エネルギーを増強するといったように、心臓に対するカフェインの即時効果だけが存在するはずだと調査結果は示しています。
ヒポネン氏は、エネルギー飲料やお茶などの他のカフェイン含有飲料についての研究からはこういった結論を出すことはできないと述べました。
「私たちの研究はコーヒーだけに焦点を合わせています。1杯のコーヒーには1,000種を超える化学物質が含まれており、
これらも健康や心血管疾患のリスクに影響を及ぼす可能性があります。」
この研究は最近、『American Journal of Clinical Nutrition』に掲載されました。
【以下のウェブサイトより引用】