より多くの妊婦がインフルエンザの予防接種を受けるように改善が必要
妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けることは、ママとおなかの赤ちゃんの両方を守ることができます。そして、ワクチン接種を受けた妊娠中のアメリカ人女性の割合は、近年2倍に増えていますが、まだまだ多くの人が予防接種を受けていないと研究者は言います。
ボストン大学の疫学者、スティーブン・カー博士のチームによると「インフルエンザが流行する時期に妊娠しているか、あるいは妊娠している可能性がある女性のすべてが予防接種を受ることを奨励する傾向にはあるものの、2016年勧告基準には至っていません。」
調査チームは、2009〜2010年のH1N1インフルエンザのパンデミックの前のインフルエンザの季節に、妊婦の5人に1人がインフルエンザワクチンを接種していることを突き止めました。
しかし、この数字はインフルエンザの発生後に33%にまで飛躍し、2013年〜2014年のインフルエンザシーズンでは、41%に上昇しています。
20%の女性は予防接種を、職場や学校、薬局などの「伝統的でない」保健医療環境で接種していましたが、大部分の人は、医師により診療所で接種していました。
また、米国疾病対策予防センター(CDC)の最新データによると、妊娠中の女性の半分が2015年から2016年のインフルエンザシーズンに予防接種を受けたことが示されています。
インフルエンザとその合併症は、妊婦と彼女の赤ちゃんの両方を危険にさらす可能性があります。
女性が妊娠中にワクチンを接種すると、その効果は赤ちゃんが生まれた後も、数ヶ月間インフルエンザから守ることにも役立ちます。
治験責任者の医師によると、医療従事者の介入が重要です。
妊婦のインフルエンザワクチンの接種率を上げるためには何ができるのでしょうか。
カー博士は、CDKのデータを参照し、「2015年から2016年のインフルエンザのシーズン中、産科医や医療従事者の63%がインフルエンザワクチンの接種を勧め、ワクチンを接種したと回答したのは、38%でした。勧告を受けていない妊婦は13%でした。
妊婦の日常的なケアにはインフルエンザワクチンの接種が含まれるべきだと研究者らは結論付けました。
(記事元)https://consumer.healthday.com/pregnancy-information-29/pregnancy-new-543/more-pregnant-women-getting-flu-shot-but-improvement-needed-717621.html