アシトレチン治療により爪乾癬が減少
皮膚乾癬の治療に用いられる低用量のアシトレチンは爪乾癬の症状を軽減することが新しい研究により分かりました。78%の乾癬患者は爪への乾癬も発症していることが分かっています。
深刻な爪乾癬は痛みや見た目の悪さによりQOLは大きく影響しています。
イタリアのボローニャ大学のアントネッラトスティ氏らは低用量アシトレチン療法(6ヶ月間の1日体重1kgにつき0.2〜0.3mg)の有効性を確かめるため爪に乾癬のある平均41歳の36人の患者(27人の男性と9人の女性)を調
査しました。
爪の状態の深刻度を測るために爪乾癬重症度指数(NAPSI)を使用しました。
NAPSIが高いほど爪の状態が悪いものであり、患者は少なくとも治療後6ヶ月間追跡調査を行いました。NAPSIの平均減少割合は41%と治療後は50%となりました。
6ヶ月間の臨床試験で9人の患者(25%)の爪の異常をほぼ完治しました。
中程度改善は9人(25%)、軽度の改善は12人(33%)、改善なしは6人(11%)でした。
36人のうち1人の患者は治療により爪の状態が悪化しました。症状の改善したすべての参加者は治療後に改善した状態を維持していました。
以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/releases/142560.php
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http://www.medicalnewstoday.com/releases/142560.php