アポクエルの臨床試験結果

アポクエルのFDAの承認がアポクエルがアレルギー性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の制御に関連するそう痒症の治療に有効であることは、米国で実施された2つの臨床試験の結果に基づいて示されています。
アレルギー性皮膚炎の犬の試験では、治療の成功は、治療の1週間後に行われた飼い主評価で、アポクエルで治療した犬で67％、プラセボで治療した犬で29％に掻痒症の減少がみられたことに定義されています。

両試験では、1週間以上アポクエルで治療した犬には、研究の過程を通して継続的な改善が見られました。副作用の頻度と種類はアポクエルおよび短期試験においてプラセボで治療された犬の間で同様でした。
最小限の副作用が、複数の長期試験では報告されました。

アトピー性皮膚炎についての犬の臨床試験では、アポクエルで治療された犬（６６％）が、プラセボで治療された犬（４％）と、掻痒症の治療の成功より有意に高い割合で発生しました。
アポクエルは、研究の過程を通して、飼い主評価のかゆみと、獣医師評価の皮膚炎の両方を減少させました。

臨床研究では、アポクエルで治療された犬で観察された最も一般的な副作用は、嘔吐、下痢でした。
他の報告された副作用には、無気力、食欲の減少または食欲不振、皮膚の炎症や感染症、および耳の炎症や感染症などがありました。
アポクエルは、感染症及びニキビダニ症に対する感受性を高め、腫瘍性の状態を悪化させる可能性があります。

(記事元)http://www.aol.com/article/2013/05/16/fda-approves-apoquel-oclacitinib-tablet-to-control/20571852/