アメリカでのはしかの流行について知っておくべきこと
(ロイター) -CDC( 米国疾病管理予防センター)によると、米国では今年、麻疹の症例がこれまでに22州で704例記録されました。
月曜日のCDCは25年ぶりの高い発生件数を記録した今年のこれまでに記録された症例数に関する最新の数値を発表しました。
ここでは、これまでの麻疹に関するニュースをまとめました。
- 公衆衛生当局は、はしかの流行の復活は、ワクチンについての誤報の広がりであると非難しています。
科学的研究とは相反し、ワクチンの中の成分が自閉症を引き起こす可能性があると考え、子供のワクチンの接種を拒む親がいるのです。
- 最大の発生は、ニューヨーク市のウィリアムズバーグ近郊の正統派ユダヤ人コミュニティ(390症例を確認)、
およびニューヨークの北、ロックランド郡(202症例が記録)に集中しています。
これらの数値には昨年の感染症例も含まれているため、CDCの数値と直接比較することはできません。
- ワシントン州、ニュージャージー州、カリフォルニア州ビュート郡、ミシガン州でも他の集団発生が報告されています。
- CDCによると、この病気は非常に伝染性があり、また、致命的であり、感染した1,000人の子供たちのうち1人か2人は死亡します。
それはまた、恒久的な難聴や知的障害を引き起こす可能性があり、特にワクチンを未接種の幼児にとっては大変の危険です。
- はしかが根絶されたという米国の2000年の宣言は、この病気は、国内に存在しなくなったことを意味しました。
しかし、麻疹はヨーロッパ、アジア、アフリカのいくつかの国では一般的な病気のままであり、
それらの国へワクチン未接種のまま旅行したアメリカ人が持ち帰った可能性があります。
現在の流行は、イスラエルとウクライナへの訪問によるものと考えられています。
- ニューヨーク市当局は、10月に流行が始まって以来、影響が見られる地域では、
約21,000人が三種混合(はしか
- おたふく風邪 - 風疹)ワクチンを接種したと述べました。
また、市当局はワクチン未接種の成人へは罰金を科し始めました。
- オレゴン州、カリフォルニア州、ワシントン州の議員たちは、
ワクチン接種を受けていない子供たちが公立の学校に通うことを許可した「非医学的免除」を排除するための法案を検討しています。
-幼児や免疫システムが弱く感染の危険にさらされる人々など、はしかの予防接種を受けれない人々での集団へ感染しないようにするためには、
人口の90%〜95%は、予防接種を受ける必要があります。
出典:米国CDC、世界保健機関、ニューヨーク州およびニューヨーク市、ワシントン州、カリフォルニア州、ミシガン州の公衆衛生局
【以下のウェブサイトより引用】
https://www.reuters.com/article/us-usa-measles-facts/factbox-what-you-need-to-know-about-the-u-s-mea...:
What you need to know about the U.S. measles outbreak