アメリカ心臓月間にあたり女性が『心』に留めるべき3つのこと
2022年2月12日(ヘルスディニュース)- 2月はアメリカ心臓月間です。
これを機に女性は心臓病について知っておくべき3つのことをおさらいしましょう。
アメリカ心臓協会(AHA)によると、心臓病は米国の女性の主な死因であり、3人に1人が死亡しています。
過去20年間でその死亡率を下げるための進歩が見られますが、50歳未満の女性の危険因子と死亡率の改善は緩やかです。
そのため、AHAは女性に3つのことを行うように求めています。
心臓発作の兆候を認識してください。そして心臓病の危険因子を理解しましょう。
そして、心臓病を予防するために健康的なライフスタイルの変更を行いましょう。
(1)男性と女性の心臓発作の症状は異なる可能性があることを認識してください。
ミネソタ州ロチェスターにあるメイヨークリニックウィメンズハートクリニックの心臓専門医兼ディレクターであるレカ・マンカッド博士によると、胸痛は男女両方での主な症状ですが、女性ではそれが唯一または主な症状ではない可能性があります。
「胸の痛みはありますが、それが倍まで強くならない場合があります。痛みはアゴに現れたり、背中に放射状に広がったり、首に上がっている可能性があります。
女性には息切れがみられたり、腹痛が現れたり突然発汗することがあります。」
とマンカッド博士はメイヨークリニックのニュースリリースで述べました。
「心臓発作を経験している女性は倦怠感を感じることがあり、しばしば、何かがおかしいといった圧倒的な不安感を覚えます。」
女性は、心臓発作を起こしていると疑うこともなくこれらの症状を無視することがよくあります。 2019年のAHA調査によると、心臓病が女性の主な死因であることを知っていたのは回答者の44%のみでした。
(2)心臓発作や脳卒中のリスクを知る。
これらには、年齢、高血圧、糖尿病、懸念されるコレステロール値、および喫煙や電子タバコが含まれます。
低密度リポタンパク質(LDL)いわゆる「悪玉」コレステロールとトリグリセリド(血中脂肪)が多いコレステロールプロファイルがあることは、男女の心臓病のリスクを高めます。
女性は男性よりも加齢とともに高血圧になる可能性が高く、高血圧は心臓、動脈、腎臓にさらに負担をかける可能性があるため、血圧の変化に注意する必要があります。
また、脳卒中のリスクも高まります。
糖尿病があったり喫煙者である女性は、同様の男性よりも心臓病のリスクが高くなります。
また、妊娠糖尿病、妊娠高血圧、早産などの合併症に注意を払うことも重要です。
これらの合併症は、後年に心臓病のリスクを高める可能性があるためです。
マンカッド博士によると、これらの危険因子はいずれも医療専門家と情報を共有し、相談する必要があります。
(3)リスクを下げる。
心臓病を予防するために、血圧を管理し、コレステロールを制御し、血糖値を下げ、毎日の身体活動を行い、健康的な食事をとり、体重を減らし、喫煙をやめるといった行動を起こしてください。
「喫煙をやめるか、電子タバコの蒸気吸引を止めることは、自分の心臓のためにできる最善のことの一つです。」
とマンカッド博士は述べました。
「最も継続ができる変化は小さいことから始めることです。」
と彼女は付け加えました。
「毎日わずか10分のウォーキングや何かの活動で気分を高め、健康的な習慣を身に付けることができます。1つの加工食品をより栄養価の高い全粒穀物、果物、野菜に置き換え、水素化油よりもオリーブ油を選択することはすべてプラスに働きます。時間の経過とともに心臓の健康にも影響を与えるのです。」
【以下のリンクより引用】
Women Should Take These 3 Things to Heart
Healthday