アルファグルコシダーゼ阻害剤：アカルボースとミグリトール

アカルボース（Precose、グルコバイ）およびミグリトール（Glycet）は、2型糖尿病患者のために処方され、それらはアルファグルコシダーゼ阻害剤に属する経口薬です。

αグルコシダーゼ阻害剤は、通常最も一般的にはメトホルミン、スルホニル尿素、またはDPP-4阻害剤などの他の糖尿病薬と組み合わせて、2型糖尿病患者に処方されます。

どのようにアルファグルコシダーゼ阻害剤は有効なのでしょうか。

アルファグルコシダーゼ阻害剤は、腸内で、複合糖質を単糖に分解するのに役立つ酵素の働きを阻害する作用があります。炭水化物の分解を遅らせることで、それが血中へゆっくり吸収され、食後の血糖値の上昇を遅くする働きがあるのです。
患者が食後血糖値の急上昇という症状がない限り、これらの薬は主要な治療として使用されません。

アルファグルコシダーゼ阻害剤の副作用

グルコシダーゼ阻害剤を使用している患者には胃腸の副作用が頻繁に起こります（最大３０％ほどの患者に影響する）。
腹部膨満、鼓腸、下痢や腹部不快感や痛みが主な副作用です。しかし、これらの副作用は、炭水化物摂取量を減少させることによって低減することができます。

アカルボース（Precose、グルコバイ）およびミグリトール（Glycet）のようなグルコシダーゼ阻害剤の使用は、体重増加を引き起こすことはありません。

 
アルファグルコシダーゼ阻害剤と糖尿病の予防

α-グルコシダーゼ阻害剤はまた、耐糖能障害を有する患者における2型糖尿病の予防に有効です。

薬物治療を受けなかった患者と比較した場合、α-グルコシダーゼ阻害剤を使用した患者は糖尿病の発生率が25％減少しました。残念ながら、薬に伴う胃腸における副作用のため、アカルボース治療群から20%が辞退しました。同様のテストでは大きな減少は見られませんでしたが、食後の血糖値に減少が見られました。