イクスタンジは転移性ホルモン感受性前立腺がんと去勢抵抗性前立腺がんの両方に対して厚労省が承認
日本のアステラス製薬株式会社は、厚生労働省(Ministry of Health, Labour and Welfare, MHLW)が、経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤であるイクスタンジ®(XTANDI®, エンザルタミド)を遠隔転移を伴う前立腺癌患者の治療に承認したことを発表しました。
この承認により、イクスタンジは、今後、転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)の治療に適応されます。
転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)は、体の他の部位に拡がっていて、テストステロンを低下させる医学的または外科的治療に反応する前立腺癌の一種です。
また、これは去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)の既存の適応症に追加されるものです。
mHSPCへの承認は、mHSPCの男性1,150人を対象に、エンザルタミドとアンドロゲン抑制療法(ADT)対 プラセボとADTを、X線無増悪生存期間(rPFS)の主要評価項目を満たしたかで評価を行った、無作為化多国籍第3相試験の結果に基づいています。
また、mHSPCの男性を対象としたエンザルタミドとADT 対 ADTと標準の非ステロイド性抗アンドロゲン療法(ビカルタミド、ニルタミドまたはフルタミド)を評価する海外第3相試験である『ENZAMET試験』のデータもサポートしています。
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BioSpectrum Asia