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イベルメクチン:新型コロナウイルスCovid-19の新しい治療薬

オーストラリアでの新型コロナウイルスの感染拡大後、ワクチン開発の取り組みが活発化しています。その中で注目されているのが、イベルメクチンという抗寄生虫薬です。このイベルメクチンは、HIVやデング熱、ジカ熱などのウイルスに対して効果がある可能性が示され、広く利用されている薬品です。

イベルメクチンの歴史と現在の使用状況

イベルメクチンは、1975年に初めて開発され、1981年から医療用に使用されてきました。世界保健機関(WHO)の必須医薬品リストにも含まれており、現在は回虫感染症などの寄生虫症の治療薬として広く使用されています。この薬は、腸内の寄生虫を駆除する効果があり、また、オンコセルカ症などの症状を緩和することもできます。

イベルメクチンの他疾患への利用

イベルメクチンは、アタマジラミや疥癬などの他の病気の治療にも使われています。商品名はさまざまで、通常は錠剤の形で使用されますが、点滴やクリーム、注射液としても利用されています。

モナッシュ大学の研究では、イベルメクチンがコロナウイルスの増殖を停止させる可能性が示されています。しかし、これがCovid-19に対して本当に効果的かどうかはまだ確定しておらず、試験管内での実験であるため、人間での試験が必要とされています。バイオメディシン・ディスカバリー・インスティテュートのカイリー・ワグスタッフ博士は、「1回の投与で48時間までにすべてのウイルスRNAを本質的に除去でき、24時間後でも本当に大幅に減少することがわかりました。」と述べていますが、Covid-19との闘いにイベルメクチンがどれだけ効果的かは、今後の研究で明らかにされるでしょう。

【以下のリンクより引用】

Ivermectin: A Novel Treatment For Novel Coronavirus Covid-19

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