インド・ムンバイ:腎臓移植を受けた男性が提供者である家族に感謝
キラン・パンディさんには、妻と兄弟がいますが、彼は、自分の命を救うために2回に渡る腎臓移植に臓器の提供をしてくれた彼女たちに 感謝しています。
ほとんどの人が何年にもわたって腎臓の順番待ちをしている状態ですが、61歳の都市部に住む男性はこの14年間に2回その機会に恵まれました。
2005年に腎不全を起こした後、パンディさんは最初に彼の妻から提供された腎臓の移植を受けました。
しかし、14年間に移植された腎臓の機能は低下し、今週、彼は別の臓器移植を受けました。今回は65歳の姉から腎臓が提供されました。
医師は、パンディさんへ血液型不適合の移植を行いましたが、医師によると、患者が摂取していた薬の1つが腎臓の悪化につながったそうです。
グローバル病院腎臓科学研究所の所長であるバラト・シャー博士は、次のように述べています。
「患者が初めて診察に来たとき、彼は何ヶ月にも渡り重度の軟便に苦しんでおり、それが移植された腎臓の機能を悪化させていました。
ミコフェノール酸モフェチルが原因でしたが、それをアザチオプリンに変更すると下痢が解決しました。しかし、腎臓の状態は良くなく、別の腎臓の移植が必要でした。」
患者には2人の姉妹がおり、そのうちの1人はドバイから臓器移植前検査のためにやってきました。
「血液型が異なる姉妹の両方が評価され、組織適合試験で100%一致した姉妹の腎臓を受け入れることが決定されました。」
「キランさんの血液型はO +であり、彼の妹のシュラダ・アワレガオンカーさんの血液型はAB +です。彼らの血液型は一致しませんでしたが、以前、 互換性のない血液型間での移植の経験があったため、移植前脱感作を行った後に移植を進めました。血液型に適合しない移植を行う前に行う必要があるのは、ドナーの血液型に対する抗体を取り除くためです。」
とシャー博士は述べています。
パンディさんは8月14日に手術を受けました。彼の姉であり臓器提供者であるアワレガオンカーさんは、次のように述べています。
「私にとって弟の命よりも大事なものはありません。彼のいない生活は想像ができません。私は彼が苦しんでいる姿を見てきました。そして彼の命を 救うために必要なことなら何でもしたでしょう。」
一方、臓器提供の価値を強く主張するパンディさんは、次のように述べています。
「私は毎日の雑用を簡単に行うことはできず、多くの処置や治療を試みても、体調は悪化し続けました。私は姉の行動が他の人の積極的な臓器提供に繋がるればと思っています。 」
【以下のウェブサイトより引用】
Mumbai: Thanks to wife, sister, man gets 2-kidney gift
DNA India