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インフルエンザの第二波が米国に襲来‐ここで知っておくべきこと

春になりあと数週間もすればインフルエンザの猛威も終息に向かい始めるかと思いきや、実際にはインフルエンザのシーズンは4月から5月頃まで続きます。

米国疾病予防管理センター(CDC)の週間のインフルエンザ報告によると、インフルエンザの活動性は依然として上昇しており、先週は、米国48州とプエルトリコで広範な活動が報告されています。

昨年10月1日以降、インフルエンザの感染者数は2,260万人にのぼり、最多となる31,200人が死亡しました。
先週は、9人の子供がインフルエンザで死亡し、今シーズンの小児死亡数は64人に昇りました。
今、新たにより強力なウイルスだとされるインフルエンザの第二波が来ており、現在、 南東部を循環しています。

カリフォルニア州サンタモニカにあるプロビデンスセントジョンズヘルスセンター常勤医であるデイビッド・カトラー博士は、ヘルスライン(当誌)へ次のように述べています。
「同じウイルスなら、体がウイルスに対する抗体ができるので再度かかることはありませんが、もし、別のウイルスであれば予防接種を受けていなければ感染することがあります。 」

また、「インフルエンザにかかる可能性を減らすための最善の方法は、インフルエンザワクチンを接種することです。そして今年のインフルエンザワクチンは、インフルエンザの症例とその重症度を軽減するのに確実に効果的です。」とカトラー博士は付け加えました。  

南東部ではH 3 N 2ウイルスが広まりつつある
今年初めには、H1N1ウイルスが主流であるようでした。 より重度になる傾向があるH 3 N 2ウイルスは、アラバマ州、ルイジアナ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、ジョージア州、ケンタッキー州、ノースカロライナ州、バージニア州、およびウェストバージニア州を含む南東部の州で広まり始めています。

CDCによると、H3N2株が先週、A型インフルエンザウイルスの3分の2近くを占めていました。
保健専門家によると、今年流行しているすべてのインフルエンザウイルスのうち、H3N2は入院や肺炎が発生する可能性が最も高いということです。

一般的に、インフルエンザの症状は毎年同じように現れます。  発熱、体の痛み、咳、頭痛、そして疲労など。 その重症度と症状の程度は人によって異なる傾向があります。
南カリフォルニア大学(USC)ヴェルドゥーゴヒルズ病院の最高医療責任者であり、USCの臨床救急医学部の准教授であるアルマンド・ドリアン博士は、次のように述べています。
「その人の免疫システム、リスク、全体的な健康状態によって、症状と経過は個人ごとに異なります。」  

CDC:ワクチンを接種するのはまだ遅くはない
自分を守るための最善の方法は、インフルエンザワクチンを接種することです。 今年のワクチンは、今年流行している一般的な菌株に匹敵するため、非常に効果的であることが証明されています。
数週間前、CDCは、このワクチンについて「今年、ワクチン接種を受けた人々のインフルエンザ関連疾患をほぼ半分(47%)にまで減少させた」と推定しました。 CDCは、まだインフルエンザの予防接種を受けていないのであれば、予防接種を受けるよう奨励しています。
これは、インフルエンザにかかるリスクが高い高齢者にとって特に重要です。
「インフルエンザのリスクが最も高いのは、高齢者(65歳以上)、幼児(5歳未満)、そして免疫システムが弱い人々です。 インフルエンザワクチンは誰にとっても良好ですが、こういった人々にとってはワクチンの接種が特に重要です。」とカトラー博士は言います。
予防接種を受けてから体がインフルエンザに対する免疫を構築するまで、最大2週間かかることがあります。シーズンが終わる前にできるだけ早く予防接種を受けることが推奨されます。  

インフルエンザの活動は今後数週間継続
専門家は、既にインフルエンザのピークを過ぎたのか、あるいは、また別の波があるのか​​どうか確信が持てていまません。
「インフルエンザは1シーズン中に流行波が何度もあるのは非常に一般的です。私たちは常に1シーズン中のピークはひとつだと思いますが、歴史的には、1シーズンに複数のピークが観察されています。」とドリアン博士は説明します。
インフルエンザの活動は数週間続く可能性があります。
予防接種を受けるだけでなく、十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事をとることで、免疫システムを健康に保つことをお勧めします。
頻繁に手を洗い、手の除菌用の消毒剤を使用することも必須です。
公共のタッチスクリーンを使用する場合は、使用前に抗菌性ティッシュで拭いてから使用してください。
インフルエンザウイルスは非常に伝染性があり、咳、くしゃみ、さらには人と話すだけで簡単に広がってしまいます。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://www.healthline.com/health-news/what-to-know-about-second-wave-of-flu#Flu-activity-will-conti...