エクアドルへの医療提供
生物医学と犯罪学の二重専攻の大学2年生、アロキ・パテルさんは、エクアドルのテーナで春休みのボランティア活動を行い、地元住民について学びました。
毎年春休みに、マイアミ大学のMEDLIFE支部は、学生がボランティアをする2つの異なる場所へ低所得地域で活動するシャドードクターとともに1週間の旅行に参加しています。
今年の開催地は、ペルーのクスコと大学2年生のアロキ・パテルさんが派遣された、エクアドルのテーナでした。
MEDLIFEは多くの大学のキャンパスに学生の支部がある非営利団体であり、Medicine, Education and Development
for Low Income Families Everywhereの略称です。
パテルさんは、首都のキトから南東へ車で約4時間のテーナにおいての経験についていくつか説明しました。
彼女は他の12人のマイアミ大学の学生と一緒に訪れました。
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私たちは土曜日の夜遅くにテーナに到着し、日曜日に観光、食料品の買い出し、そして高度に慣れるように行動しました。
テーナは、滝と川が道路を横切る、山岳地帯の熱帯雨林の真ん中に位置する美しい街です。
私達はジュマンディ洞窟を通ってハイキングをし、アマゾン川の支流でラフティングをすることによって自然の美しさを堪能しました。
翌朝、私たちの本当の使命が始まりました。
私達は移動式診療所で一週間の大半を過ごしました。
そこで私達はテーナの街から約1時間の村や農村部でボランティアをしていました。
私たちはさまざまな状態の患者にを診察し、テーナでの緊急医療を必要とする症例を特定しました。
診療所を訪れたひとりの患者は70歳の女性で、パーキンソン病の深刻なステージにあり、苦しんでいました。
彼女はほとんど動くことができませんでした。
彼女を診察した後、MEDLIFEの医師は彼女の下腹部にしこりを発見しました。
その後、MEDLIFEの看護師の一人が必要な検査を行うために患者をテーナの病院に連れて行き、彼女は子宮頸癌と診断されました。
MEDLIFEは患者さんと一緒にがんの治療を受けたり、テーナの繁華街への送迎を手配することができます。
もう1人の患者は、学校で遊んでいる時に両腕を骨折した7歳の男の子でした。
彼は何週間も動くことが困難で耐え難い苦痛を感じていましたが、誰も彼を診察せずギブスも付けていませんでした。
MEDLIFEは今、ギブスの調子を確認し、この少年の経過観察をしています。
そうしなければ、単に近くの医療機関で受診できないせいで、子供が耐え難い痛みと共にずっと生活していたでしょう。
これらの症例以外で、診療所で診察した患者の大多数は寄生虫症でした。
この地域の人々は未精製の水資源と不適切な医療システムを備えた熱帯雨林地形に住んでいるため、珍しいことではありませんでした。
それでも、診療所へ来ると子供のための寄生虫の治療薬は1日1錠のアルベンダゾールであり、大人の場合は3日間8時間ごとに2錠のチニダゾールが服用できます。
通常の健康的な生活を送るためにちょうど2、3錠のタブレット、必要なのはそれだけです。
残念なことに、それがなければ、ここの人々の多くは体の機能に悪影響を及ぼす、食欲の不振を伴う継続的な痛みと共に生活せねばなりません。
プロジェクトの日として知られている私達の滞在最終日に、私達はある家族の家の建築と改修を手伝いました。
私達は頻繁な降雨から家を守り、蚊や虫が彼らの生活空間に入るのを防ぐためにプラスチック製の防水栓を木材に置き換えました。
私達はまた、彼らにベッドフレームとマットレスを提供し、その家族はもはや漏れやすい木の床で寝る必要はなくなりました。
この旅で、私は世界についての新しい見方を得ることができ、ささいなことに感謝するようになりました。
清潔な水が飲めること、栄養価の高い食事、健康管理システム、救急箱や鎮痛剤などへすぐに手が届くなどの、些細なことは、この経験を得るまでその重要性を意識していませんでした。
ギブスをつけてあげることで小さな男の子が友人と再びバレーボールができるようになること、チニダゾールの錠剤の数粒がどのように胃に寄生虫を持つ母親を治療し、
どんなにシンプルなバンドエイドでも感染性創傷を防ぐことができるのを知ることができたのもうれしい驚きでした。
この経験は、いつの日か医師になり、医療制度に存在する広範な不平等を打開する手助けをしたいという気持ちを固めるものでした。
【以下のウェブサイトより引用】