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エナジードリンクは心臓に負担をかける可能性

 2019年5月29日(HealthDay News) -  Red BullやMonsterのようなエネルギー飲料は危険がないわけではないという多くの証拠があります。
研究者たちは、それらが血圧と心臓の電気的活動の問題が発生する可能性を高めるかもしれないということを見つけています。
そして彼らは『カフェインが犯人ではない』と言います。

「エナジードリンクは、すぐに入手が可能で、大学生をはじめとする多くの10代や若者に一般的に消費されています。
これらのドリンクが心臓に与える影響を理解することは非常に重要です。」
と、カリフォルニア州ストックトンにあるパシフィック大学の薬学部の教授で、研究の共同執筆者である、ケイト・オデル博士は述べました。

オデル博士と博士のグループは、5月29日の『Journal of the American Heart Association』のニュースリリースの中で、
この発見は他の基礎疾患がある消費者にとって特に重要だという研究を発表しました。

研究者らは18歳から40歳までの年齢層で、34人の健康なボランティアを募集しました。
研究の参加者は、別々の3日間に、2つのカフェイン入りエネルギードリンクまたはプラセボドリンクのうちの1つを32オンス(約30ml)を飲みました。

参加者は1時間以内にそのドリンクを飲み干しましたが、16オンス(半瓶)を消費するのに30分以上かけました。
エナジードリンクは32オンスあたり304~320mgのカフェインが含まれています。

カフェインの量が400mg未満の場合、心臓の電気的活動に何らかの変化が引き起こされるとは予想されていないと研究者らは述べています。
物理的な変化を引き起こす可能性があるものについては明らかではありません。

カフェインの他に、エネルギー飲料にはタウリン(アミノ酸)、植物や結合組織に含まれるグルクロノラクトン、ビタミンB群が含まれています。
プラセボ飲料は炭酸水、ライムジュースおよびチェリーフレーバーのジュースでした。

ボランティアの心臓の血圧および電気的活動は、研究の開始時および飲み物を飲んだ後の4時間に渡り、30分ごとにチェックされました。  
エナジードリンクを摂取した参加者では、プラセボを摂取した参加者と比較して、収縮期および拡張期血圧(上と下の血圧)が
4〜5 mm Hg上昇したと研究者らは述べました。

それは統計的に有意と見なされます。

また、どちらのタイプでも、エナジードリンクを摂取した人は、プラセボを摂取した人と比べて、4時間後のQT間隔が毎秒6ミリ、または7.7ミリ長くなりました。
QT間隔とは、心臓の心室(下腔)が再び拍動を起こすのを準備するのにかかる時間のことです。
この間隔が短かすぎるか長すぎると、生命を脅かす可能性のある心臓の鼓動の問題を引き起こす可能性があります。

パシフィック大学の薬学部の教授である著者のサチン・シャー氏は、次のように述べています。
「我々は急いで、臨床試験で見られた発見を説明する可能性のある異なるタイプのエネルギー飲料中の特定の成分または
成分の組み合わせを調査する必要があります。」

研究者らによると、これらの結果は以前の発見を裏付けるものです。
彼らはまた、32オンスのエナジードリンクを消費した後のQT間隔は、短期間ではなく、通常4時間以上続くことを示しています。

米国の10代の若者の最大30%が定期的にエネルギー飲料を消費していると考えられています。
研究者らは、それが、緊急医療機関での受診や死亡に関連していると指摘しました。

また、著者らは、医師は潜在的な問題について患者に警告するべきであると述べました。
「医療従事者は、特定の患者集団、例えば基礎疾患として先天性または後天性のQT延長症候群または高血圧があるの人々に、
その摂取を制限または監視するために助言するべきです。」  

【以下のウェブサイトより引用】
https://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/caffeine-health-news-89/energy-...